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2017年5月14日

最強の命知らず

今朝運転しながらカーラジオを聞いていたら、美輪明宏が「自転車に乗ってるオバサンは最強(最凶?)ですからね。どこでも我が物顔で突っ込んで来ます」と語っていた。その言葉に続いて「若い人も、男も女も、関係ないですけどね」と付け加えていたが、やっぱり「オバサンは最強」というのは強烈なメッセージではあった。

170514

ここでとりあえず、念のため断っておくが、上の写真は大昔のミヤタのポスター画像で、「オバサンは最強」というメッセージとは、直接には関係ないのでよろしく。今どきこんな格好で自転車に乗られたら、みんなおそれをなして道を譲る。

ちなみに、混んだ歩道で自転車のベルを立て続けに鳴らしながら突進するのは、やっぱりオバサンに多い気がする。まあ、ここで私も「オバサンに限らず、若い人も、男も女も」と付け加えておくが、同じことをされていかにもぶつかられちゃいそうでコワいのは、こう言っちゃ申し訳ないけど、やっぱりオバサンである。

「自転車の傘さし運転は危険」とこんなにまで言われているのに、晴れた日に日傘をさしてまで自転車に乗るのも、やはりオバサンである。人とぶつかりそうになって、ブレーキをかけるより先に自転車から降りようとしてケンケンし、結局ぶつかってしまうのもオバサンである。ぶつかった際に、自分は自転車から降りちゃってるから、相手だけが怪我をする。

それから文字通りオバサンに限らず、老いも若きも、男も女も多いのは、自転車の右側通行である。前にも書いたと思うが、我が家の周辺では自転車の 8割以上が右側通行だ。どうやら「自転車は左側通行」というルールが知られていないようなのである。これ、クルマの視点からすると「逆走」にほかならないので、本当にコワい。

細い道から車道に出ようとして、クルマの運転者がまず最初に気をつけるのは、右側から来るクルマだ。ところが反対の左から、自転車が平気で右側通行(つまり逆走)してくるので、ヒヤリとすることが多い。

さらに暗い夜道で無灯火で逆走なんかしてこられると、「お前、そんなに死にたいか!」と言いたくなる。で、信じられないことに、この辺りの自転車はほとんどが暗い夜道を無灯火で右側通行したがるのだ。ライトを点けて左側通行してる自転車は完全に少数派になっている。

私は個人的には、自転車で右側通行なんて考えるだに恐ろしくて、1秒たりともする気にならないし、夜道の無灯火走行も、考えただけでワナワナする。しかし、それを平気でしてしまう人が圧倒的に多いのだ。これは愕然としてしまう事実である。

世の中、本当に命知らずが多い。こんな状態だと「自転車にも運転免許を」という主張に、つい同調してしまいそうになる。

【5月 17日 追記】

自転車の右側通行がなぜいけないかについては、本日の記事で詳しく触れた (参照)。要するに、右側通行という「逆走」によって、自分ではなく、きちんと遵法で左側通行している自転車を理不尽な危険にさらすのだ。

 

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コメント

うちの居所は、昨日の明鏡の写真を拝見する限り、 tak さんより田舎ではありますが、こちらでは「オバサン」方が、自転車ではなく、自動車で暴走されるので、コワイコワイ、、、もっとも最近は、NHK と火野正平に感化されたとおぼしきオッサン達も、週末の野山を占拠しているようで、、、

ただ、私は、自転車の右側通行については、容認派ですね。もちろん、道交法上は自転車は車道の左端を走るのが原則ですし、私自身も、普段は制限速度すら愚直に守って走るくらいに遵法意識は高い方なのですが、このルールにだけは、少々疑問符をつけたい気持ちです。
例えば、中央線のない 1.5 車線くらいの道では、右側を走ってくれた方が、ドライバーとしては、接近時に正面から顔を見られるので、安心感があります。左側だと、背後からの追い抜きになるので、急に進路変更をされることを想定すると、3メートルくらいはマージンを取る必要がありますのでね。
もっとも、そんな風に考えるようになったのも、私が幼い頃に、当時「オバサン」だった母が「右側の方が怖くなくて走りやすいわ〜」と言っていたのを聞いて育った影響が大きいように思います。世の中に右側通行している自転車が多いということは、そういう考えというか、感覚がかくれていると理解して、ドライバー側としては安全運転したいものですな。

ただ、ひとつ

> 細い道から車道に出ようとして、クルマの運転者がまず最初に気をつけるのは、右側から来るクルマだ。

これについては、tak さんには、是非、まず左から確認することをお勧めしたいです。まぁ、世の中の殆どのドライバーは、右側から見てるとは思いますけどね。でも、自車が左寄りを通行しているなら、まず最初に来る危険は左から歩道を歩いてくる子供ですからね。私の生涯唯一の人身事故(被害者側です)も、まさにこのパターンでした。

投稿: 禅堂 | 2017年5月15日 15:16

禅堂 さん:

う〜ん、自転車の右側通行容認に関しては、まともに左側通行の自転車を追い越す時に、きちんとゆっくり慎重にやればいいだけのことじゃないでしょうかね。

実際には細い道を逆走してこられる方が、ずっと心臓に悪いです。対向車がいて避けられない時なんかは、自転車とお見合いをしたまま停まるしかありません。

(そんな時でも、自転車に乗っている人は、自分の方に問題があったとは自覚していないみたいです ^^;)

それから、細い道から車道に出ようとする場合は、やっぱり原則的には、「右、左、もう一度右」 という順序で安全確認したいと思います。その方がずっと安全だと思います。

左から来る歩行者にぶつかってしまうのは、安全確認の順番の問題ではなく、きちんと一時停止をしなかったのが直接の原因なのではないでしょうか。

投稿: tak | 2017年5月15日 22:48

自転車対クルマという状況なら、自転車が右側を走ったほうが確認しやすい場面も「まれに」あるかもしれませんが、そんなのごく一部。
混合交通の中で左端を走らなければならない自転車利用者にとって、車道を逆走してくる(しかも無灯火が多い)チャリンコ(蔑称)には殺意すらわきます。
(交通法規を)知らなかったでは済まされませんよ。車道を走るなら最低限のルールくらい覚えとけ。ですね。

投稿: 萩原水音 | 2017年5月16日 22:37

萩原水音 さん:

>混合交通の中で左端を走らなければならない自転車利用者にとって、車道を逆走してくる(しかも無灯火が多い)チャリンコ(蔑称)には殺意すらわきます。

確かに、最も腹が立つのは、こちらも自転車で走ってる場合ですね。

逆走してくるヤツは絶対にどきませんから、こちらの方が車道側に膨らんで道を譲ってやらなければならなくなります。

投稿: tak | 2017年5月17日 02:17

以前馴染みにしていたサイクルショップのオーナーと以下のことで同意したのですが、自分が自転車で車道の左端を通行していて、前方から逆走チャリが来た場合、こちらが回避するよりも左端に停まってしまったほうが得策だと。
こちらは法に従って通行している訳ですから、もし逆走チャリがよけてクルマと接触したとしても「危険を感じたので停まった」ということで法的には問題ないはず。
左端を通行しているこちらが下手にセンターライン側に回避してクルマに接触されたら目も当てられませんからね。逆走チャリ君はクルマは見ているはずなので、違法運転しているお前がよけろよ、という訳です。もちろん状況によって声を出して警告することも大事ですね。

投稿: 萩原水音 | 2017年5月17日 15:44

萩原水音 さん:

なるほど、これからは停止してしまうことにします。

向こうも停止してお見合い状態になってしまったら、ちょうどいい機会だから、恫喝してやります (^o^)

投稿: tak | 2017年5月17日 20:00

ほとぼりが冷めたと思うので…。

この画像の女子、とってもステキだなぁ〜と。
経験上、当時の自転車、ステレオコンポのカタログには、「ムギュ」っとしたイメージの女子が多用されていた感があります。(あくまで個人の感想ですのでイメージと言う言葉を強調しているつもりです)

当時は、おいそれと「グラビア系雑誌」の入手が困難(社会的にも地域的にも年齢的にも)だったので、たいへん役に立ったなぁと、遠い目をしております。

い、いえ、自転車もコンポも、スペック比較のために、カタログ収集していたんですよ!
ご、ご、誤解なきよう願います。

投稿: 乙痴庵 | 2017年6月 5日 16:28

www

私は・・・

母の、通販雑誌の、女性用下着ページの、外国人モデル(爆)

投稿: らむね | 2017年6月 5日 21:57

乙痴庵 さん:

>経験上、当時の自転車、ステレオコンポのカタログには、「ムギュ」っとしたイメージの女子が……

"「ムギュ」っとした" という表現が、言い得て妙ですね (^o^)

するってえと、私はもうちょっと年代が古いようで、自転車もステレオも、カタログはとても無味乾燥でした。(製品の写真のみがきっちりきれいに映ってました)

投稿: tak | 2017年6月 5日 22:24

らむね さん:

私の母の頃は、そんなの皆無でした。
ものすごく年代を感じます (^o^)

投稿: tak | 2017年6月 5日 22:25

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