福島県を通って宮城県入り
つくばの地からクルマで常磐道を通り、宮城県に来ている。この経路はこれまでも数回利用したが、途中の福島県で、原発事故現場に近いエリアを通過すると、路肩のあたりに「放射線量」を表示するモニタリング・ポストが出現する。
このモニターで表示される数値は、一昨年の 4月は一番高い双葉町付近で 5.4μシーベルト/時なんてことがあった(参照)が、最近はそれ以下の数字を示していることが多いようだ。今日の数字は、老眼が進んだせいかよく確認できなかったが、3.5 ぐらいだったと思う。
クルマで通過するだけでただちに悪影響を蒙るような数値ではないが、それでもやっぱり人情としていい気持ちはしない。それまで「外気導入モード」にしていたカー・エアコンの設定を、「内気循環」に切り替える。この地域では外気を車内に取り入れる気にはならない。
ここを通り過ぎる度に、「この国は、とんでもない原発事故を起こしてしまった国なのだ」と、改めて思い知らされる。安倍首相は東京オリンピック招致の際に「原発は統御されている (under control)」と言っていたが、言葉の意味がわかって言っているとは思えなかった。
明日はまた同じ道を逆から辿る。そそくさと帰ろうと思う。
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