「ウッフン系」 廃品回収車がやってくる
3〜4ヶ月に 1度ぐらいのペースだと思うのだが。私が密かに「ウッフン系」と名付けている廃品回収車がやってくる。例の「ご家庭内でご不要のものがございましたら、無料で回収させていただいております」ってやつなのだが、スピーカーから聞こえてくるのは、なぜかウッフン系のお姉さんの声なのだ。
先日ちょっとだけ録音した音声が、上の絵をクリックすると聴ける。風の強い日だったので雑音も入っているが、まあ、こんなような甘ったるい吐息混じりのアナウンスが延々と聞こえてくるので、毎回、妻と 2人でウケまくっている。もちろん、回収車の運転席にはアナウンスとは似ても似つかないオッサンが 1人いるだけなのだが。
で、今日はこんなウッフン系の話だけで終わるわけではない。この類いの(別にウッフン系のお姉さんの声のクルマに限らず)廃品回収車は、実は結構アブないというお話である。
そもそも廃品回収という業務は、役所から許可をもらう必要があるというのだが、スピーカーを搭載して「流し」で回収している業者のほとんどは、無許可でやっているようなのだ。で、「無料で回収しております」なんてふれ回っているくせに、トラックに積み込んでしまってから「この品物の回収には 3,000円もらわないと……」なんて言い出す。
実は私も 10年以上前のこと、ふれ廻ってきた業者に壊れた家電製品を渡したことがある。するとそのオッサンは、それを荷台に積み込んでから、「3,000円かかります」 なんて言うのだ。
「なんだよ、無料って言ってたじゃない」
「いや、この種類の家電は、手数料が必要なんで...」
「じゃあ、持ってかなくていいよ。返してくれ」
「いや、一度積み込んじゃったから、降ろすのはちょっと...」
「ふざけんじゃないよ。じゃあ俺が自分で降ろすわ」
というわけで、「文句あるか」とばかりに、わしわしと強引に取り返したわけだが、気の弱い女性だったら、言われるままに 3,000円払っちゃうところだったろう。多分、行政で正当な手続きで引き取ってもらえば、もっと安く済むはずだ。
それに、このタイプの廃品回収業者は、引き取った廃品の中から金になる部品だけを取り出して、後は山の中なんかにどさっと捨ててしまう輩が多いらしい。言語道断である。というわけで、スピーカーでふれ回ってる廃品回収業者は、どんなにウッフン系のお姉さんの声でも、相手にしない方がいいというのが、今日の結論だ。
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コメント
多少の制限(条件)はありますが、パソコンや家電製品を無料で加えて着払いで引き取ってくれる業者が存在しますね。私も二回利用しましたが、とても助かりました。
https://pc-farm.co.jp/
まだ機能している中古品は中古リサイクル業者に売っていくらか得て、住民から搾取したお金と二重に儲けて、それ以外は無料引き取り会社に持ち込んで軽トラの荷台を空にしているんじゃないでしょうか。そんな気がします。
最近は巡回してくる業者は依然に比して少なくなりましたが、インチキがばれちゃって出す人がいなくなってしまったんでしょうね。
投稿: ハマッコー | 2017年6月10日 15:09
ハマッコー さん:
あれって、売れるものはどこかに持ち込むんでしょうが、そんなには儲からないんじゃないかと思いますけどね ^^;)
投稿: tak | 2017年6月10日 22:21