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2017年6月14日

後楽園の流店がウチにも欲しい!

私は昨年、日本の全都道府県制覇を達成しているだけあって、結構あちこちの名所に足を踏み入れている。日本三名園ということでいえば、水戸の偕楽園はすぐ近所ってわけじゃないにしても、クルマで 1時間ちょっとで行けるところだから何度も行っているし、金沢の兼六園にも 2度行った。そして昨日の和歌ログに書いた通り、今回、岡山の後楽園にも 2度目の訪問を果たした(参照)。

地元といえば地元、水戸の偕楽園は何といっても梅の季節が最高だ。しかし早朝でなければならず、遅くとも朝の 9時頃までに行くことが肝心だ。それを過ぎて昼近くになってしまうと、人混みがひどくなり、さらにせっかくの梅の香りが、出店の焼きそばソースの臭いに消されてしまう。

加賀の兼六園は冬の季節がいいと思っている。たまたま自分の行ったのが冬の季節だったということもあるが、あの「雪吊り」というのがなかなかの風情だ。私は雪釣りの施された松の下に入ると、ピラミッド・パワーを感じてしまう。(参照

そして今回再訪の後楽園のお気に入りは、「流店」だ。何しろ今回は、ほとんどこの「流店」だけが目当てで、後楽園を再訪したのである。寄せ棟造り(周囲に壁はないのですっかり素通し)の中を水路が通っているという、なかなか珍しい建物だ。これなら夏でも涼しいだろう。今回もこの建物に上がり込んで、前回同様 30分以上まったりしてしまった。

この中に入ったら、ただ水の流れとその中の石の妙だけを眺め、あとは水と風の音を聞くだけで至福の時間となる。岡山の歴代藩主も同じような至福を味わったのだろう。今回は初めのうちは韓国人のカップルがやたら大きな声でしゃべくり続けていて、ちょっと気に障ったが、彼らが去ってしまってからはなかなかいい時間が過ごせた。

ああ、こんなのがウチにもあったら、どんなに幸せかと思う。しかし、誂えるとなったらとんでもない大金が必要だろうなあ。

 

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