関東の梅雨明けと、蓮舫氏の戸籍公開
今日、関東甲信、東海、近畿、中国地方が一気に梅雨明けしたと発表された。ただ少なくとも関東に関して言えば、ずっと前から「梅雨ってもう、明けてるよね」という感じだったから、古きよき日の梅雨明け宣言ほどのすかっとした嬉しさはない。
問題は、こんなに早くから真夏日が連続する暑さに突入してしまって、この夏は一体どんな酷暑になってしまうんだろうということである。このままだと、8月初旬なんて死ぬほどの暑さになってしまうんじゃなかろうか。
ちょっと都合良く考えると、天気というのは季節の終わりに締めてみると案外帳尻合わせをしてくれているものなので、8月に入る頃にはぐずついた天気が続いて、猛暑日なんてことになりにくく、お盆過ぎには案外早く秋風が吹くなんてことになるんじゃあるまいかなんて期待してみたくなる。しかしその反対にますます熱くなって、その帳尻は厳冬で合わせるなんてことになったら、大変なことになる。
話は変わって、民進党の蓮舫代表が戸籍の一部を公開したらしい。直前まで「公開する」と言ったり「排外主義者・差別主義者の方たちに言われて公開することは、絶対にあってはならない」と言ったり、態度がコロコロ変わっていたが、「本来あってはならないことまで、特例としてやってあげたんだから、もう文句ないでしょ」というココロのようだ。
しかし現実的には「もう文句ない」というわけじゃない。今回の公開で「ずいぶん長い間、二重国籍のまま国会議員を務めるという違法状態にあったわけなのね」という事実が客観的にも証明されたわけだ。これに関しては、「公職につくものとして深く反省している」の一言であっさり済ませている。
私自身は、蓮舫氏の戸籍なんて見たくもないが、公開が遅れたのは、これまで「子どもが成人前だったから」という理由らしい。しかし子どもの情報まで公開したわけじゃないから、それは筋の通った理由とは到底思われない。とにもかくにも他人には厳しく、自分には甘い人のようだ。
世の中には、この問題の根底には「排外主義、差別主義がある」と主張する人もいる。毎日新聞のの編集委員、与良正男氏もその一人のようだ(参照)。私なんかこうした主張に接すると、当人の中にそんな意識があることの裏返しなんじゃないかと疑ってしまう。
少なくとも私が問題にしているのは純粋に法的な「国籍」であって、「出自」なんかではない。どんな血が流れていようと、肌の色がどうであろうと、法的にすっきりと「日本国籍」ならば(「すっきりと」というのは、二重国籍問題などをクリアしていればということ)、日本の国会議員になるのに問題はない。
そんなのは言うまでもなく当然のことだ。「いくら日本国籍をもっていても、流れている血が違うのは......」なんて言う人は、それこそ日本の恥である。「あんたの好きな『八紘一宇』(世界を一つの家とする)はどこに行ったの?」と聞いてみたいものだ。
というわけで、蓮舫氏の今回の戸籍公開は、今年の梅雨明けと同様、「それがどうした?」ということでしかない。
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コメント
まさに「それがどうした?」という感じですね。梅雨が明けたから皆さんハーフパンツで会社に行っていいですよ、ということはありませんし、生活になんら変化がある訳でもありません。気象庁の内部的問題でしかない希ガス。できれば、うっとおしいので梅雨入り宣言も梅雨明け宣言もやめていただきたい(笑)。
もうひとつの恋ホー氏の問題も、マスゴミ(ゴキブリ科の生物で、中身のない情報を好んで食べる)の格好のエサとしか思えない希ガス。
投稿: 萩原下衆兵衛 | 2017年7月20日 22:26
萩原下衆兵衛 さん:
まさに 「梅雨入り/梅雨明け」 って、あんまり意味のない年中行事になっちゃいましたね。その昔はまだすっきりとした季節感を反映していたのに、最近はメチャクチャになっちゃったから。
それから、蓮舫さんの 「国籍離脱証明書」 というのがインターネットに乗ってましたが、写真がフツーの 正面を向いたヤツじゃなくて、いかにもタレント風の斜め向き。
「相手が蓮舫だとこんなのでも受理されちゃうのか」 と笑ってしまいましたが、このせいで偽造疑惑まで出ているらしく、ますます笑ってしまいました。
http://netgeek.biz/archives/99705
投稿: tak | 2017年7月21日 15:08