iOS でアプリを強制終了するのは、無意味らしい
Gigazine の 7月 31日付の記事によると、「iOS でアプリを強制終了するのは無意味で、むしろバッテリーを消費してしまう」のだそうだ。へぇー! ちっとも知らなかった。私はこれまで、1日に 1度以上はホームボタンをダブルクリックし、使っていないアプリをスワイプして強制終了させていたよ。それがリソースとバッテリーの節約になるものと思っていた。
実は本日の記事は、この iOS で多数のアプリを立ち上げている時の対処法について書こうとしていたのだった。「使っていないアプリはこまめに終了しとく方がいいだろうね」 という話にしたくて、念のため関連情報を検索したところ、たまたま昨日付のこの記事に行き着いたのである。偶然とは恐ろしいものだ。記事の結論を、当初の想定とは反対にしなきゃいけないではないか。
なにしろ、ふと気付いた時に iPhone のホームボタンをダブルクリックしてみると、大抵は 20ぐらいのアプリが立ち上がっているのである。「連絡先」や「メッセージ] のアプリは当然として、「時計」「カレンダー」「カメラ」「写真」もほとんど常に立ち上がりっぱなしである。
ネット・ニュースや天気予報も専用アプリで確認し、「乗換案内」で電車の時刻を調べ、マップで行き先の所在を確認し、Evernote に放り込んでおいた資料を調べ、ブログや Facebook をのぞく。さらに私は、複数のメール ID を、紛れがないようにアカウントごとに別のアプリで管理しているので、メール・アプリだけで、いつも 3つか 4つは立ち上がっている。
その上、クルマの運転をしながら iTunes の曲を聴くし、電車に乗る時は改札口でのタッチ・アンド・ゴーで Suica アプリが自動的に立ち上がる。出張の際のホテルやレンタカーの予約は楽天トラベルで済ませるし、気になる言葉があれば日本語でも英語でもすぐに辞書を引く。そうこうしているうちに、立ち上がっているアプリはどんどん増えてしまうのだ。
つい終了させたくなるが、Apple によれば、使っていないアプリは、立ち上がっているように見えても裏で凍結状態なので、そのままにしておけばいいというのだ。それにしても、たまには終了させてあげないと、いつの間にか 30とか 40とかのアプリが立ち上がっちゃっているんじゃあるまいか。そんなこと気にしなくていいというのだが、ついいくつか終了させたくなっちゃうような気がするなあ。
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コメント
気がつかないうちにたくさんのアプリが起動されているのはAndroidでも同じことで、まとめて強制終了するような、タスクコントロール系のツールも入れております。
でも、バッテリー消費状況とかチェックしても、勝手に立ち上がっているアプリのほとんどはバッテリーを消費していないみたいだし、強制終了させてもまた勝手に立ち上がってくるのであれば、そのときに改めてバッテリーを消耗するような気もします。
むしろタスクコントローラーの常駐をやめてみようかな……。
投稿: 山辺響 | 2017年8月 2日 18:43
山辺響 さん:
>勝手に立ち上がっているアプリのほとんどはバッテリーを消費していないみたいだし、強制終了させてもまた勝手に立ち上がってくるのであれば、そのときに改めてバッテリーを消耗するような気もします。
そこなんですよね。
わかっちゃいるけど、止められないというか、机の上を片付ける感覚で、ついちょいちょいっと終了させてしまいたくなるのが、目下の最大の問題です。
投稿: tak | 2017年8月 2日 19:57