« 「ハット(hat)」と「キャップ (cap)」の違いの、例外事項 | トップページ | 「エスカレーターの手すりにつかまろう」 という気持ち悪いポスター »

2017年8月12日

ビジネスホテルでのインターネット接続

出張でよくビジネスホテルに泊まり、インターネット接続サービスを利用することが多い。最近のビジネスホテルは無料のインターネット接続サービス付きが当たり前になっているが、気をつけるべき点はかなりある。

170812

基本的に私は、ホテルの無料 Wifi というのをあまり信用していないので、有線接続も可能ならば、できるだけそちらを選択する。もっとも私の PC は Mac Pro で、Wifi 接続が基本なので、自前の小型 Wifi ルーターを使う。これで PC も iPhone もしっかり Wifi 接続できるし、セキュリティの面でもより安全・便利でオススメである。

ホテルによってはエレベーターに「電波状態が混乱しますので、小型ルーターのご使用はお控えください」なんて貼り紙をしているところもあるが、小型ルーターごときで電波が混乱するなんてあり得ないので、無視して使っている。混乱するとしたら、電波状態ではなく、無知なユーザーの頭だろう。そもそも、こんな貼り紙のあるホテルほど Wifi が使い物にならないし。

地方の安いホテルでは無料 Wifi オンリーで、有線接続のコネクタがないところもある。ちょっと前までインターネット接続サービスなんて考えたこともなく、最近になってようやく導入コストの安い Wifi オンリーで対応し始めたのだろう。

しかしこの手のホテルでは、昨年 2月 16日に書いたように(参照)、Wifi の接続スピードが遅くて使い物にならない場合が多い。とくに廊下の片隅に、上の写真のようなちゃっちいルーターが置いていあるだけというようケースでは、離れた部屋ではまずまともに使えない。こんなところでは有線接続サービスもまずないので、実質的には「インターネット接続不可」ということになる場合が多い。

その時には最後の手段として、iPhone をルーター代わりにして接続する。これが可能になったおかげで、どんなに便利になったかしれない。ただし接続スピードが 4G なので、大きなファイルのやり取りには時間がかかることを覚悟しなければならない。

有線接続に対応しておらず、Wifi オンリーで、接続スピードもまずまず満足できるというようなケースでは、仕方なく素直に Wifi 接続する。セキュリティに多少の不安は残るが、本当にアブナイのは大手企業のエンジニアなどが泊まる高級ビジネスホテルらしいので、私が泊まるような安いホテルはそんなには狙われないだろうと割り切っている。

 

|

« 「ハット(hat)」と「キャップ (cap)」の違いの、例外事項 | トップページ | 「エスカレーターの手すりにつかまろう」 という気持ち悪いポスター »

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

コメント

>ただし接続スピードが 4G なので、大きなファイルのやり取りには時間がかかることを覚悟しなければならない

えっ、4Gは最新の接続方式なんですが、そんなに遅いですか?
私の wi-fi ルーターは3Gでイライラするほど遅いので4Gにしたいと思ってるくらいです。

投稿: ハマッコー | 2017年8月12日 22:19

IT業界の端くれより。
ホテルの客室に有線が引けないのは、だいたい建物の構造が原因であることが多いです。
LANケーブルは太いので、既存の管路に入らないケースがほとんどかと。

で、Wi-Fiが遅いのも、光ケーブルが入らずにWAN側がADSL、なんていう地域もまだあるので、これも致し方ないですね。
ひどいところだと、回線すら引けずに、4GルータでWi-Fi提供、なんてところもたまに見かけます。

電波の混信ですが、旧式の電波(802.11b/g)ではチャンネル数も少なく、よく起こることなので、これもまた仕方ないことなのかと思います。

ただ、セキリュティ面で、無料Wi-Fiに接続しないというのは正しい行動です。
漏らせないデータを扱う時には、絶対に繋がない方が良いと思います。
簡単に盗聴できてしまいますので。

長々と失礼しました。

投稿: もりけん | 2017年8月13日 11:28

ハマッコー さん:

4G が遅いというのは、光回線などからルーターを介して接続する場合と比較してのものです。ケータイの電波で接続するのでは、やはり速度に格段の差があります。

今しがた我が家 (光回線) で試したところ、ルーター経由の Wifi では
22.5 Mbps(ダウンロード) 47.4 Mbps(アップロード)

iPhone (4G) では
1.41 Mbps(ダウンロード) 4.35 Mbps(アップロード)

こんな具合で、歴然としていました。ただ、光回線にしてはあまり速くないですね ^^;)

投稿: tak | 2017年8月13日 14:47

もりけん さん:

いろいろと教えて頂き、ありがとうございます。

>ホテルの客室に有線が引けないのは、だいたい建物の構造が原因であることが多いです。
>LANケーブルは太いので、既存の管路に入らないケースがほとんどかと。

やはりそうなんですね。

>で、Wi-Fiが遅いのも、光ケーブルが入らずにWAN側がADSL、なんていう地域もまだあるので、これも致し方ないですね。

いやはや、ADSL はまだまだ生きているんですね。それしかなかった時代には、「お、速い!」 と思ったものですが ^^;)

>ひどいところだと、回線すら引けずに、4GルータでWi-Fi提供、なんてところもたまに見かけます。

それが、本文の写真の代物なんでしょうかね。

>電波の混信ですが、旧式の電波(802.11b/g)ではチャンネル数も少なく、よく起こることなので、これもまた仕方ないことなのかと思います。

ありゃ、そうだったんですか。私の小型ルーターでは、そんなことになったことはありませんが、ないことではないんですね。

>ただ、セキリュティ面で、無料Wi-Fiに接続しないというのは正しい行動です。

案外簡単にハッキングできちゃうみたいですね。できるだけ避けています。

投稿: tak | 2017年8月13日 14:57

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ビジネスホテルでのインターネット接続:

« 「ハット(hat)」と「キャップ (cap)」の違いの、例外事項 | トップページ | 「エスカレーターの手すりにつかまろう」 という気持ち悪いポスター »