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2017年8月26日

若者は 「海離れ」 しているらしい

1ヶ月ちょっと前の 「海の日」 関連の記事なので、今頃取り上げるのは遅いかもしれないが、"若者の「海離れ」が判明。10代・20代の4割は 「海に親しみ」を感じない" という話がある。今の若者は、海に関してあまり心が躍らないみたいなのだ。

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ちなみに私は日本海に面した港町で生まれ育ったので、 「海に親しみを感じる」どころじゃない。海はいつもそばにあったし、高校時代はよく授業を抜け出して、砂浜の波打ち際で寝転がっていた。そして夏休みになれば、3回以上は海水浴に行っていた。

ところが最近の若者は「海離れ」しているようなのだ。決して泳がないってわけじゃなく、泳ぐのはリゾート・プールということのようなのだね。だから浜辺で砂だらけになり、時々打ち寄せる大波でひっくり返るなんていうような体験はあまりしていないのだろう。

それに昔は、若者向けの歌と言えば「海、渚、浜辺、波」なんていうキーワードのオンパレードだった。そうした単語を散りばめさえすれば、歌になったのである。そういえば最近の歌は、こうした単語がそれほど目立たないような気がする。つまりサーファー以外にはあまり「需要」がなくなったわけだ。

件の記事にある「海に親しみを感じる」かどうかという設問の解答を表すグラフをみると、10〜20代と40〜60代の傾向が真逆になっているのがわかる。これまたずいぶん極端な結果だ。人間の感性が変わって来てしまっているようなのである。

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これ、プールが増えたことで、子どもの頃から海に行く体験が減っていることと、実際に海に行くと、体が砂だらけになって、帰る時に洗い流すのが結構面倒だったりする体験などの合わせ技なのではないかと思う。つまりプールによる疑似体験の方が、面倒がないのだ。

人間の感性がナマの自然から、離れてきてしまっているのをつくづく感じる話だ。ちなみに、上の写真は茨城県の磯崎神社の鳥居に打ち寄せる波である。

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コメント

海ですねぇ。
なんせ出生地は長野県、育ちは岐阜県ときたものですから、関心はありますが決して身近ではない。
海水浴は、片手で数えられる程度の経験しかありません。(海岸そのものへ行くだけなら両手でも足りませんが)

ドライブなどで、稜線の切れ端やカーブの開けた先に海が見えると…、
「海!海!」と騒ぎたくなるのは、山国育ちの性でしょうかねぇ。

投稿: 乙痴庵 | 2017年8月27日 07:47

乙痴庵 さん:

>海水浴は、片手で数えられる程度の経験しかありません。

びっくりです。私の高校時代は、一夏だけで片手ぐらい海水浴した年もありました (^o^)

日本も案外広いものですね。

投稿: tak | 2017年8月27日 10:08

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