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2017年9月15日

新しい iPhone の発表で思ったこと

日本時間の 13日深夜、Apple が iPhone 8 と 8 Plus、そして iPhone X、その他モロモロ(参照)を一挙に発表した。この発表でちょっと興味深かったのは、"iPhone X" の読み方で、"X" は「エックス」じゃなくて「テン」と読むのだそうだ。ティム・クック CEO が自らそう発音したというのだから、そうなのだろう。これって、ローマ数字だったのね。それじゃ、この次の iPhone 9 の、そのまた次はどうなるんだろう?

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何となくずっと昔から iPhone を使い続けているような気がしていたが、自分のブログで確認してみると、最初に買ったのは 2009年 8月で、iPhone 3GS というモデルだった(参照)。それから iPhone 4、5、6 と機種交換して、今は 7 Plus というのを使っているが、自分でも意外なことに、iPhone ユーザーになってまだ 8年ちょっとしか経っていないのだね。

そして PC は MacBook Pro を使っていて、今や「忠実な Apple 信者」みたいに見えるだろうが、これも自分のブログを遡って調べてみると、Windows から Mac に乗り換えたのは、2014年の 1月(参照)だ。iPhone ユーザーになってから、Mac ユーザーになるまで、なんと 5年近くかかっている。

それまで Windows PC を使いながらずっと、「自分は本来なら Mac ユーザーであるべきだった」と忸怩たる思いを抱き続けて、ようやく「本来の自分」に戻って、まだ 3年半を経過したに過ぎない。今使っている MacBook Pro も、自分にとっての「初代 Mac」なのだから、まだ新参者である。

というわけだが、今回の新しい iPhone の記事を読んでも、それほどワクワクしない。というのは、今の Mac と iPhone の連携で、十分満足しているからである。

ユーザーとしての感覚で言うと、個々のデバイスを使っているというより、iCloud に蓄積したデータを Mac と iPhone という「窓口」で編集しているという感じで、それがいかにも自然なので、「IT を使っている」ということさらな気がしないのである。Windows とスマホをクラウドで連携させる手もあるが、それって、iCloud ほどさりげなくはいかないみたいだよね。

私は 20年も前に「コンピュータは脳みその大腸菌」というコラムを書いた。Windows 3.1 から 95 に移行中という大昔である。そのコピーを自分の本宅サイトに収録してある(参照)のだが、当時は「大腸菌」(外部生命だが、それがないとフツーに生きられない)だったものが、今では、「脳みその外付け記憶媒体」みたいなものになってしまっているのを感じる。

で、今回の新しい iPhone の発表は、「脳みその外付け記憶媒体」の性能が、またまたアップしたなという印象で、それはそれでありがたいのだが、とりたててワクワクするほどのことでもない。なにしろ、まだ「自分の OS」は自分の中にあるのでね。確実に言えるのは、自分の OS と Mac OS、 iOS の相性が悪くないということだ。

 

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コメント

私も「アイフォンエックス」だと思い込んでいました。ところが先日「10」だと知ってびっくり。
アップルのサイトに飛んでみると[iPhoneX]ですね(ロゴにあるエックスの文字を構成する二本の直線の両端に何もついてない)。ローマ数字の「10」の表記は「Ⅹ」で直線の両端に「-」がくっ付いている。

あれでは「10」の意味にとる人は少ないと思います。
アメリカではそんなことに拘る人はいないのでしょうか。
私がどうでもいいことに拘っているのか。分からなくなりました

投稿: ハマッコー | 2017年9月15日 22:14

ハマッコー さん:

アルファベットの X とローマ数字の違いは、あまりこだわっている人はいないと思いますけどね。どうなんだろう?

投稿: tak | 2017年9月15日 22:27

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