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2017年9月 6日

何と書いてあるか読めない看板

先日は 「キャッシュ・アンド・キャリー タジマヤ」 のラジオ CM という、「何と言ってるかわからない CM」について書いたが、一方で「何と書いてあるかわからない看板」というのもある。その一つが、時々通る丁字路の交差点にあり、赤信号で停まっている時に真正面近くに見えて、かなりモヤモヤしていたのである。

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いや、実は読み方の答えはわかる。というか、下の方にローマ字で "ENYA" と書いてあるので、「えんや」という店なのだろうということまでは想像がつく。しかし、この大きなロゴは、なんだか桜の花びらが散らばったようなイメージで、「無理矢理読んだら『くん'ロ人ヒや』かなあ?」なんて思うばかりだ。どんなウルトラ C を使えば「えんや」と読めるのか、さっぱりわからなかったのである。

しかし最近、白内障の手術をして遠くがはっきり見えるようになったおかげで、長年の疑問が解決した。看板の下の方に小さく「炭火焼肉弁当 炎や」と書いてあるのが判読できたのである。そうか、このわけのわからないのは「炎」という字のつもりだったのか! 「炎や」で「えんや」だったのか!

と、驚いたのが、先月の終わり頃だった。ところが今月初めに通りかかった時には、それをすっかり忘れてしまっていて、「ありゃ、一体何と読むんだっけ?」と焦ってしまった。その時は赤信号でずっと後ろの方に停まっていて、下の方の小さな字が判別できなかったのだ。

恐ろしいことに、一度は「なんだ、そうか!」と納得したはずの読み方が思い出せないのである。これ、年のせいだとしたらショックだなあ。青信号になってそろそろと前進しながら、ようやく小さな字を読むことができて、「そうそう、『炎や』だったんだよね」と思い出した。

しかしことほど左様に、この看板の字は読めない。これでは看板として十分に機能しているとは言えないだろう。あるいは、「読めない看板」 ということで印象づける戦略だとしたら、肉を食わない私なんかが取り上げるほどだから、成功と言えるかもしれない。

 

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