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2017年10月21日

最高裁裁判官が、ほとんど同年代のオッサンだった

衆院選と同時に、最高裁裁判官の国民審査というのがある。そんなことを言われても普段そんなところの裁判官なんて意識したことがないから、判断の材料に乏しく、新聞と一緒に届けられる「広報」というのを読むしかない。

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というわけで、先日期日前投票をする前に、一応広報に目を通してみた。よくわかったというわけじゃないが、総選挙の定数に関して政府寄りの「違憲とは言えない」なんて判断を示したという 3人には、×印をつけさせていただいた。そのせいで罷免されるなんてことはどう転んでもあり得ないだろうけど、自分なりの「落とし前」である。

で、この広報を読んでいて驚いたのだが、今回の国民審査の対象となる 7人の裁判官が、全員私とほとんど同年代なのだ。具体的には、1つ年上が 3人、タメが 2人、1つ年下と 2つ年下がそれぞれ 1人ずつである。次の国民審査では多分、「なんだ、全員年下じゃん!」ってなことになるだろう。

最高裁の裁判官というのは、いろいろなところでキャリアを積んだ末にたどり着く終着駅みたいなもので、要するに「じじいばっかり」だと思っていた。それがなんと、ほとんど全員同年代というのだから、複雑な思いがしている。

そして、というか、ところがというか、広報に載った顔写真をみると、全員が結構な「じじい顔」なのである。生年月日のデータを見なかったら、5〜10歳ぐらい年上と思ってしまうところだった。これじゃあ、一緒に酒を飲んでも話が合わないだろうなあと思ってしまったのである。

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コメント

最高裁の裁判官というのは、ほとんどが60歳を過ぎてから任命され、そして定年が70歳だそうで、そうするとそういう特定の年齢層に集中するんでしょうね。
形骸化している制度、という批判も多いですが、未だに国民の過半数からバツを付けられるような裁判官がいないってのは、幸せなことなんじゃないかなと思います。
これが首相にバツだったら、過去に何人か過半数をゲットしていたことでしょう(笑)。
衆院選のときに、各党の党首を国民審査と同じようにして、バツ過半数ついたら首相指名候補になれない、とかどうですかねえ。

投稿: らむね | 2017年10月21日 23:34

七人の内一人林さんだけが一票の格差に違憲状態(違憲と言い切ってはいないが、合憲とするには躊躇いがある)としていますね。格差が3倍もあるのに合憲はないでしょうね。

林さん以外は全員×ということで今日は私なりに落とし前をつけさして貰います。

特に木澤さんという方は総理のお友達のお友達ということで最初に×をつけます。2013年から加計学園の監事を3年務めたようですね。加計学園の理事長のお友達です(同一大学同学年)

国民審査なんて裁判官にとって痛くも痒くもないのがくやしいですね。一度くらいは罷免される例があってもいい。

投稿: ハマッコー | 2017年10月22日 02:11

らむね さん:

基本的に日本人の多くは、バツ印を付けることを好まないんじゃないかと思います。小池さんが 「排除します」 と言った途端にガラガラと崩れてしまったように、「仲良しこよし」 がいいと思ってるんでしょうね。

ちなみに 「排除」 という言葉に悪い意味なんて全然ないんです。単に 「包含」 の対義語ですからね。日本人が勝手に 「よろしくないこと」 と思っているだけですね。実は多くの異端要素を 「排除」 あるいは 「排斥」 しているくせに。

「無意識の排除」 にはものすごく鈍感で、意識的な排除には過敏に反応するんですね。

投稿: tak | 2017年10月23日 16:34

ハマッコー さん:

基本的に反政府の姿勢が目立ったら、最高裁の裁判官なんかにはなれないんでしょうね ^^;)

投稿: tak | 2017年10月23日 16:35

「何も書かなければ信任」という規定に反発して、毎回、全員に×をつけてます……。

投稿: 山辺響 | 2017年10月24日 16:53

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