ビジネスマンのランドセルって?
読売新聞のサイトに「ビジネスマンがランドセルで通勤し始めたワケ」という記事があって、この見出しを見た途端、私は「へえ!」と驚いた。この「ビジネスマン」という用語も「ちょっとなあ」という気がするし、とにかく、「ランドセルを背負って通勤するビジネスマン」というのを、私は一度も目撃したことがない。
最近は男性の会社員を「ビジネスマン」と呼ぶことはほとんどなくなったと認識していたのだが、まだこのように用例として現役のようなのである。言うまでもなく「ビジネスマン」は "businessman" という英語からきているわけだが、本来は「実業家」とか「経営者」を指す。だから「ランドセルを背負って通勤するビジネスマン」というのは、ちょっと変だ。
まあ、フツーのサラリーマンがリュックを背負って通勤するというのは今に始まったことじゃない。私はずっと昔からリュック派だったし、昨年の 3月も次のように書いている。(参照)
私は40年近く前に、ワセダで多分最初にデイパックで通学した男で、それからずっと、荷物は背中に背負うのが一番だと思っている。外出の途中でちょっとした買い物 (本や雑誌など) をした時にも、手に持つのはうっとうしいから、リュックに入れてしまうし、とくに最近は駅まで自転車で行くので、背中に背負うスタイルは不可欠なのだ。
しかし「ランドセル」というのは、私には違和感がある。というか、滑稽さすら感じられる。記事によると、東京のランドセルメーカー・土屋鞄製造所が発売した "OTONA RANDSEL"(大人ランドセル)」というのが売れているのだそうだが、値段が 10万円もするのだそうだ。私はそんなの要らない。そもそも、小学生があんな大きなランドセルを背負って通学するというのも、「気の毒」と思っているほどだし。
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コメント
リュックサックは用途に合わせて4種類持ってます。
デイバッグでもかなり重いです。中身は
・ペットボトル(水道の水入り)
・捨ててもいいようなタオル、ティッシュ
・小型ラジオ
・タブレット端末、リチウムイオン電池、ガラケー
・筆記具、小さなノート
・折りたたみ傘
・その日に必要なもの
つまり、全ての交通機関が機能しなくなっても慌てなくても済むように備えています。これはあの地震の前からの習慣です。当然その入れ物は両手が空くリュックサックでなければならないという訳です。
また、リュックサックに買い物などを入れてしまうと手に持たないので置き忘れが無くなるのも大きなメリットですね。
投稿: ハマッコー | 2017年10月 9日 18:35
ハマッコー さん:
おお、リュックの中身は私とかなり共通してますね (^o^)
ただ、私の場合はペットボトルではなくステンレスの水筒です。それから
iPhone の Radiko でイケるため、小型ラジオは持ってません。
今や、ショルダーバッグを持つ気にはなれません。さらにクラッチバッグなんていうのは、クルマで目的地まで行くお坊ちゃま育ちのオッサン専用と思っています。
投稿: tak | 2017年10月 9日 23:42
「OTONA RANDSELか……そういえばランドセルって語源は何語だろう?」と思って、定番Wikipediaを見たら、いろいろ面白かったです。英語版も仏語版も、綴りはRandoseruでした(笑)
投稿: 山辺響 | 2017年10月10日 11:46
山辺響 さん:
「またまたぁ、エイプリルフールはまだ先でしょ!」 と思ったら、ウソじゃなかった (^o^)
もはや 「らんどせる」 と平仮名で書くべきものなのかも。
投稿: tak | 2017年10月11日 15:04