カメムシの味は青リンゴの清涼感らしい
半月ほど前に「カメムシの話」という記事を書いた。クルマのボンネットの横にカメムシがひっついていたので、潰さないように放っておいたところ、勝手にどこかに飛び去ってくれていたというお話である。とにかくカメムシは潰してしまうとやたら臭い臭いがするので、扱いに注意が必要なのだ。
ところが朝日新聞の女性記者が、そのカメムシを食べてみるイベントに参加したというのである。その体験記事がインターネット上に掲載されている (参照)。
私は 4年ちょっと前に「イナゴの佃煮」という記事で書いた通り、イナゴは平気で食べられる。というか、好物ですらある。この記事の中で、私は次のように書いている。
私からすると、虫が食えないくせに、どうしてエビやカニは食えるのだろうと思う。シュリンプなんて、気分はほとんど虫だし、カニなんてチョー大型の虫だ。それに、エビを生で食えるくせに佃煮にしたイナゴが食えないなんて、どうにも理解できない。
今後、地球温暖化によって食料問題が取りざたされる時が来る。必ず来る。そうなると牛や豚なんていうのは、生産効率からしたら問題ありすぎだから、食肉業界は遠からず衰退するだろう。そうなったら、動物性タンパク質は魚と虫で摂るのが一番いい。
イナゴがフツーに食えるんだから、昆虫食は平気という自信があったが、さすがに「カメムシを食う」と聞いて「ギャッ!」と思った。あの臭いの元を口に入れるなんて、相当のことだ。ところが記事を読むと、「ホシハラビロヘリカメムシは青リンゴ風味で甘酸っぱく、マルカメムシはパクチー風の清涼感」とある。
へえー、そうなんか、そんなに「食えるもの」だったんかと、機会さえあれば食ってみてもいい気がしてきた。もっとも、自分でわざわざカメムシを捕まえて料理してみようとまでは、まだ思っていないのだが。
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コメント
1年ほど前に、知人の大学生と居酒屋で飲んだとき、パクチーを食べたことがないというので注文して食べさせてみたら、変な顔をして「…野草?」と言ったのに大受けしました。森で迷子になって空腹に耐えられず、しかたなく摘んで食べたみたいな感じ、だそうです。今度会ったら、「あれはマルカメムシの味らしいよ」と教えてあげます(笑)
※ちなみに私はけっこうパクチー好きです。
投稿: 山辺響 | 2017年10月 4日 09:21
山辺響 さん:
ハーブ好きは、どちらかというと 「コリアンダー」 という名前の方に親しんでいます。私も 「パクチーって何?」 と思っていましたが、コリアンダーと知って、「そりゃ、おいしいに決まってるじゃん!」 と納得した覚えがあります。
で、ハーブは元々野草ですから、「野草?」 という印象もあながち間違いじゃないですね。
「マルカメムシ」 って、スッとする風味なんだということです (^o^)
投稿: tak | 2017年10月 4日 11:45