「筋肉は熱発生装置」というのを実感
近頃寒い日が続き、昨日は東京都心の気温が札幌よりも低くて、10月中旬としては 60年振りの寒さだったという。近頃の天気は、50年ぶりとか 60年ぶりとかいうのがやたらと多い。一昨日までいた山形県酒田市の気温もかなり低くて、一緒に行った妻や娘は震えていた。
ところが、私自身はそれほどの寒さを感じていない。みんなが「寒い寒い」と震える中で、「そんなに寒いかなあ」などとうそぶくので、「年取って、体が鈍くなってるんじゃないの?」なんて言われてしまった。
実は筋肉から発する熱のせいで、あまり寒く感じないで済んでいるようなのだ。先週、千葉市までの往復 100km を自転車で往復して、筋肉がパンパンに張っていたのである。この程度の距離は何度も経験しているので、それほど気負わずに出かけたのだが、最近 3ヶ月以上いろいろあって極端に運動不足だったので、帰り道はかなりしんどい思いをしてしまった。
翌日、下半身にかなりのハリを感じていたが、まあ、そのうち自然に治るだろうと軽く見ていた。ところが週末に父の七回忌で田舎に片道 6時間のロング・ドライブをしてしまったので、ただでさえ筋肉疲労を起こしていた下半身が、今度はコチコチに固まった状態になってしまい、結構な筋肉痛を起こしてしまったのである。
というわけで、私の背中から下の筋肉は、コチコチの状態から「治ろう、治ろう」と一所懸命に頑張っていたので、結構な熱をもった状態になっていたのだと思う。とにかく、みんなが「寒い、寒い」と言っているのに、ちっとも寒くないのだ。
一般的に筋肉ムキムキの人は、かなり寒さ強い、とにかく「筋肉は熱発生装置」と言われるぐらいで、寒さを感じにくいのだ。世間では皮下脂肪たっぷりの太った人が寒さ強いと思われているが、実は脂肪というのは自分で暖まることができないので、一度冷えてしまうと今度は寒くてたまらなくなってしまう。
というわけで、この「筋肉は熱発生装置」というのを、今回はもろに実感してしまった。私は決して筋肉ムキムキというタイプではないのだが、筋肉疲労状態から元に戻ろうと必死に頑張っている筋肉というのは、通常にも増して大量の熱をもった状態になってしまうようなのである。
今日になって、少しは筋肉のハリが引いてきたので、人並みに寒さを感じ始めたところだが、まだまだそんなに震えるほどではない。
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