米を使った麺類も、できない話じゃないらしい
4年近く前、「英語以外のカタカナ言葉、とくにスイーツ系やフランス料理系の言葉は、はっきり言ってさっぱりわからない」と書いた(参照)。「フォンデュ」とか「テリーヌ」とか「カルパッチョ」とかいう食い物が、どんなものだか想像もつかない。
だから、"小麦アレルギーでも大丈夫! 新食材 「ライスジュレ」で期待される安全な食のイノベーション" という記事の見出しだけ読むと、「ライスジュレって一体、米の何なんだよ!?」とイラついてしまうのである。調べてみると「ジュレ」というのはフランス語で「ゼリー」のことだという。つまり「米のゼリー」である。
「だったら、初めから『ライス・ゼリー』(本来は「ライス・ジェリー」かな)と言えばいいじゃないか。英語とフランス語、ごちゃ混ぜにすんなよ!」となってしまうのだが、そこはそれ、「ゼリー」というより「ジュレ」と言った方が、お洒落感があってなおかつ、より新しい可能性を暗示すると思われているようなのだ。というわけで、ここはおとなしく引き下がろうか。
話が脱線したが、とにかく茨城県河内町(私の住むつくばの地から、そう遠くない)にあるライステクノロジーかわちという会社が、米を使ってゼリー状の食材を開発したというのである。詳細は上のリンク先に飛んでもらえばわかるが、米のゼリー状食材によって、パンだろうとシュークリームだろうと麺類だろうと、自由自在に作れるという技術が開発されたんだそうだ。
私は麺類好きだから、米を使ったいろいろなヌードルが登場したら率先して食ってみたいと思うのである。そんなことを思いながら、夕方に小腹が空いて、讃岐うどんチェーンの 「丸亀製麺」 に寄ったら、カウンターの暖簾の上に 「当店では国産の米を使用しています」 という貼り紙があった。
一瞬「なぬ! さすがお膝元茨城県の丸亀製麺では、既に米でうどんを作り始めたのか!」と驚いたが、何のことはない。このチェーンではうどんだけでなく「おにぎり」も扱っていて、国産米を使っているのはどうやら、おにぎりということのようだった。
オチがお粗末で申し訳ない。とはいえ、丸亀製麺には「当店のおにぎりは、国産米を使用しています」と書いてもらいたかったなあ。
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コメント
え、えっと、フォーとかじゃだめですか?(おずおず)
投稿: 貧乏のうさぎ | 2017年12月15日 11:07
貧乏のうさぎ さん:
えっと、そ、そういえば、フォーって、あれ、米だったんですね。ライスジュレってやつのヌードルも、似た感じになるのかなあ。
とすると、ベトナムの業者が、「本家はウチだ!」 と言って乗り込んでくるのかなあ。
「さぬきうどん」 に対して 「越南フォー」 ってやつで。
(「越南」 はベトナムのことです)
投稿: tak | 2017年12月15日 19:00