"Office 2011" から "Office 365" に乗り換えた
MacBook Pro にインストールして使っていた Office Set を更新した。これまでは "Microsoft Office 2011" というのを使っていたのだが、ずいぶん前からやたらと調子が悪くなっていたのである。
Microsoft Office は、PC を仕事で使っている者にとっては、不本意ながら、不可欠と言っていい。例えば原稿を書くにも、Mac 専用の ”Pages" というワープロでは縦書きができない(裏技を使えばできなくもないのだが、手間がかかる)などの制限があり、他にも縦書き可能のエディターはいくつかあるのだが、やっぱり使い勝手の点で MS Office セットを選んでしまう。
ところがここしばらく、とくに Word の使い勝手がものすごく悪くなっていた。すぐに落っこちてしまうトラブルがここ 1年近く続いていて、だましだまし使っていたのだが、MacOS を 最新版の High Sierra にアップデートして以来、ますますおかしくなってしまった。縦書き表示にすると、句読点や長音記号(ー)、括弧、カギ括弧などが、横書きのまま表示されてしまうのである。
さらに文字化けも頻発して、いよいよ「こりゃもう、使い物にならんわ!」と匙を投げるところまで来てしまった。調べてみると Office 2011 は、High Sierra では「サポート対象外」とされてしまっているではないか(参照)。道理でね。まあ、2014年 1月以来、4年近くも使い続けてきたのだから、諦めも案外簡単についた。
で、今日たまたま ケーズデンキ に寄ったついでに、"Office 365 Solo" というパッケージを買ってきた。プログラムはどうせネットからダウンロードして使うので、店頭で買うのは、銀色でカバーされた部分をコインで削り取ると「プロダクトキー」が表われるカード 1枚である。
Office 365 というのは、Office 2016 というパッケージのクラウド版みたいなもので、年間契約だから、3年使うとパッケージ版と同じぐらいの金額負担になる。しかしクラウド版だけに常に自動でアップデートしてくれるから、安心感はあるだろう。
ただ、買ってしまってからちょっとムッときてしまったことがある。カードを見れば、Word、Excel、Outlook、PowerPoint などの他に、データベースの Access も使えることになっていて、10年以上前は仕事で Access でプログラムを組んだりしていた身としては、「おお、久しぶりに使ってみるのもいいかな」と思ったのだが、これ、実は Mac では使えないのである。そう言えば既に知ってることではあったが、うっかりしていた。
安く上げさえすればいいというのなら、Mac 用の Office 互換セットもあり、”Libre Offce” の ”Writer" というワープロは、縦書きも段組もフツーにこなすらしいのだが、MS の Office は、無料の iOS 版があり、プレゼンをする時に小さな iPhone を使い、PowerPoint で縦書き表示の画面を映し出すことができるというメリットがある(参照)。何だかんだと言っても、まだ離れられないのだよね。口惜しいけど。
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