ジャムの瓶のかたい蓋を開けるには
最近買ってきたブルーベリー・ジャムの瓶の蓋が、ものすごく硬くて開けにくい。思いっきり握り、歯を食いしばって開けようとするのだが、びくともしない。
ついに根負けして「瓶の蓋 開け方」というキーワードでググってみたところ、"女性でもできる!めっちゃ固い「ビンの蓋」を簡単に開ける方法" というページが見つかった。次のような方法が書いてある。
道具を使わない開け方
1. ビンの底を強く叩く
2. 瓶の蓋の方を叩きつける
3. フタを押さえビンの方をまわす
4. 片ひざを立てた姿勢で開ける
5. 手首を動かさないと意識して開ける道具を使う開け方
1. 瓶の蓋の部分を温める
2. 輪ゴムを瓶の蓋に巻きつける
3. ゴム手袋を使う
4. 瓶の蓋のふちを固いもので叩く
5. ビンと蓋の間にすき間を作る
それぞれの項目の詳細は、リンク先に飛んでもらえばわかるが、いずれにしても「道具を使わない開け方」というのは、どれを試しても全然ダメだった。一見もっともらしく書いてあるが、こんなことぐらいでは開くような気がちっともしない。
「道具を使う開け方」の、「瓶の蓋の部分を温める」というのは、50度ぐらいのお湯で蓋を暖めるのだそうだ。そういえば前にガスの火で蓋の部分を熱して成功した覚えがあるが、これだと熱くて火傷しそうだった。50度のお湯なら大丈夫そうだが、何だかお湯を沸かすのが面倒くさい。
さりとて輪ゴムやゴム手袋を使ってもダメだったし、硬いもので叩くとか、隙間を作るためにドライバーを差し込むとかいうのも、何となく気が引ける。最後に「何をやってもどうしても瓶の蓋が開かない時は」という項目を覗いてみると、蓋の部分に錐で穴を開けて空気を入れると書いてあるが、それも何だか気詰まりだ。
で、結局は力技に頼ることにした。覚悟を決めて下腹に力を込め、両手でしっかり握って、「ムムム、オリャア!」と、思い切り捻る。
すると「パコッ」と音がして、案外呆気なく開いた。あれだけ硬かった蓋が、覚悟を決めただけで開いたのである。
そういえば年末の大掃除にしても、妻が「重曹水」だの「セスキ炭酸ソーダ水」だの「クエン酸水」だの、『クロワッサン』で仕入れた知識を元にした手造り洗剤をしっかり用意してくれたが、結局は雑巾で力任せにゴリゴリと水拭きするだけで、私の受け持ち部分の汚れはしっかり取れた。妻の手造り洗剤は全然使わずに済んでしまった。
世の中、やはり結局のところは 「力技」 に勝るものはないと確信したのであった。初めからこれで何でも通用させようとしたら、問題ありすぎかも知れないが。
【2020年 2月 7日 追記】
なんだかんだ言いながらも、最近はマイナス・ドライバーの先を蓋の隙間に差し込んでグリッとやることにしている。空気が入ると「パコッ」と音がして、その後にトライすると、案外楽に開く。
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コメント
「人に頼む」を一度お試しください。
自分より力の弱い、あるいは不器用そうな人でもいいのです。
たとえば奥様に頼んでみる。「あなたでも開かないのに私がやっても……あら開いた。なんだ簡単じゃない」みたいなことに、けっこうな頻度でなります(必ずとは言いませんが)。
たぶん、それまで一生懸命開けようと試みたうえで、最後の一撃が、それまでとちょっと違う力の入れ方で加えられるのが効くのだと思っています。
似た話で「どうしても見つからない探し物は人に頼め」があります。
掃除については、水と摩擦は最強の洗剤だという話がありますね、確かに。
投稿: 山辺響 | 2017年12月19日 10:19
座っていると力が入らないので、立ち上がってヒジを伸ばした状態で開けると、腕の力でなく背筋を使えるのでよりパワーが出せるらしいです。自分でもやってみて実感しました。
投稿: osamu | 2017年12月19日 11:03
山辺響さん、うまい!
「人に頼む」、思わず吹き出しちゃいました。
私の開け方の一つもコレ、「夫に頼む」。しかし最近使えなくなってきたので、
もっぱら、掌型の分厚いゴム製の「スーパーハンド」を使っています。
全面に縦横斜めの滑り止めの溝がついていて、文句も言わないので頼もしいです。
投稿: さくら | 2017年12月19日 11:30
山辺響 さん:
なるほどね。かなり納得です。次に困ったら試してみましょう。
投稿: tak | 2017年12月19日 17:52
osamu さん:
初めからずっと、立ってやってたんですけどね。ちょっとした力の加減なのかもしれません。
投稿: tak | 2017年12月19日 17:53
さくら さん:
実は、我が家にもその 「スーパーバンド」 の類いのものがあったんですよ。
開けてしまってから、妻に 「エラく苦労した」 と言ったら、「あら、これ使えばよかったのに」 と、引き出しから出されました。
とはいえ、やっぱり力技に頼ってしまいます。
投稿: tak | 2017年12月19日 17:55
力づく・・・、お気を付けください。
私は以前、蓋が開かずに瓶が割れて手に大けがをしたことがあります。本当です。
蓋の淵に金属製のヘラなどをあてがって、ほんの少しだけこじるると中に空気が入ります。
そうすれば、何の力も要さず簡単に開きます。
投稿: Mikio | 2017年12月19日 19:27
Mikio さん:
そりゃまた、びっくりです。大変な力を込めてしまったんでしょうかね。
今後は 「中に空気を入れる」 ということを重視します。ありがとうございました。
投稿: tak | 2017年12月19日 19:43
パコッと音がしたのは、冬で低温により蓋の内側が陰圧になっていたところに僅かな空気が入って大気圧に押されていた蓋が元に戻ったということだと思います。
ということは、ドライヤーで蓋をたっぷり温めて中の空気圧を上げてやれば、「パコッ」と簡単に音がして開くかもしれませんね。
時々、新品のジャムの蓋がなかなか開かないことがあるのでやってみます。
投稿: ハマッコー | 2017年12月19日 21:02
ハマッコー さん:
開ける前は蓋の真ん中が凹んでいて、一度開けると膨らみます。これは夏とか冬とかに関係なく、つまり、開ける前の内部は相当気圧が低くなっているようです。ドライヤーで暖める程度ではどうかなあ。
投稿: tak | 2017年12月19日 23:20
温めると開く、というのは、蓋が金属製で熱膨張率が大きいから蓋が緩む、という理屈ですね。
効果あると思います。
液体の固着、など別要因の場合は難しいのでしょうが。
投稿: らむね | 2017年12月20日 13:37
らむね さん:
やっぱり蓋を暖めるというのが、一番現実的なんでしょうかね。
投稿: tak | 2017年12月20日 17:16