« 「痛散湯」 の世話にならずに済んだ | トップページ | タクシー離れは、何も若者だけじゃない »

2018年1月20日

ウナギは食べないんだもんね

HUFFPOST が "このままでは絶滅?  「うなぎ」の危機に私たち日本人ができること" という記事を載せている。ネタ元は Greenpeace Japan。この組織、シーシェパードとごっちゃにしている人が多いが、別の組織なので、変な色眼鏡で見ないように。読んで見ればわかるが、極めてまっとうな記事である。

180120

要するに、絶滅に瀕したウナギを守るには、我々日本人がウナギを食わないようにすればいい。少なくとも食う量を減らせばいいという、当然のことを述べた記事なのである。"いつまでも「うなぎ離れ」できない日本人" というサブタイトルが、かなり効いている。

まさにサブタイトルにある通りで、日本の新聞なんかはこの問題を扱うと、「日本の伝統的食文化の問題もあり、極めて難しい問題だ」なんて、曖昧にぼかした書き方しかできない。そんなような記事に接してしまうと、「要するに、記者のお前が食いたいだけなんだろ!」と言いたくなってしまうのだよね。

私は結構前から、ウナギに関しては明確に「食わないことにする」と宣言している。代表的な記事だけを挙げても、こんな具合だ。

当面、ウナギとマグロは食わないことにする (2013.6.14)

「ウナギとマグロは食わないことにする」 ということについて (2013.8.3)

ウナギを食うのは早めに諦める方がいい (2016.9.26)

高いウナギなんか食わなくても生きていけるし、スーパーなんかで売られている安いのはアヤし過ぎだ。日本市場で流通するウナギの 8割は中国産 「薬漬けウナギ」 のはずなのに、スーパーで売られるウナギはほとんどもっともらしく「国産」と表示されている。これを見ただけで、私なんかは世をはかなんでしまうよ。

最近では土用丑の日には休業するという、志の高い鰻屋さんも出現している。我々も潔く「ウナギが種の絶滅という危機から抜け出すまで、食べないもんね!」という姿勢を打ち出しさえすればいいのだ。もっとも、「危機から抜け出すまで」と言っても、実際にはもう一生食べられないってことだろうけど。

|

« 「痛散湯」 の世話にならずに済んだ | トップページ | タクシー離れは、何も若者だけじゃない »

自然・環境」カテゴリの記事

コメント

うなぎを食べる習慣。
アタクシも数年前から変更しました。
基本、自分でゼニ払ってまで喰らわない。
これで、心の中がかなり清々しました。

と言いつつ振り返ると、自分でゼニ払って喰らったのは、3年以上前に新橋駅の地下飲食店街で、「鹿児島県産うなぎのどんぶり」1,080円!ぐらいかな。ご飯大盛り50円増しで喜んで大盛りにしました。

投稿: 乙痴庵 | 2018年1月21日 13:18

乙痴庵 さん:

ウナギ食わないことで 「清々しました」 という気分は、とてもよくわかります (^o^)

投稿: tak | 2018年1月21日 22:22

こういう見解の人もいて絶句。
http://www.shinoby.net/2018/01/11668/

投稿: きっしー | 2018年1月23日 20:29

きっしー さん:

私も絶句でした。

投稿: tak | 2018年1月23日 21:29

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ウナギは食べないんだもんね:

« 「痛散湯」 の世話にならずに済んだ | トップページ | タクシー離れは、何も若者だけじゃない »