ウナギは食べないんだもんね
HUFFPOST が "このままでは絶滅? 「うなぎ」の危機に私たち日本人ができること" という記事を載せている。ネタ元は Greenpeace Japan。この組織、シーシェパードとごっちゃにしている人が多いが、別の組織なので、変な色眼鏡で見ないように。読んで見ればわかるが、極めてまっとうな記事である。
要するに、絶滅に瀕したウナギを守るには、我々日本人がウナギを食わないようにすればいい。少なくとも食う量を減らせばいいという、当然のことを述べた記事なのである。"いつまでも「うなぎ離れ」できない日本人" というサブタイトルが、かなり効いている。
まさにサブタイトルにある通りで、日本の新聞なんかはこの問題を扱うと、「日本の伝統的食文化の問題もあり、極めて難しい問題だ」なんて、曖昧にぼかした書き方しかできない。そんなような記事に接してしまうと、「要するに、記者のお前が食いたいだけなんだろ!」と言いたくなってしまうのだよね。
私は結構前から、ウナギに関しては明確に「食わないことにする」と宣言している。代表的な記事だけを挙げても、こんな具合だ。
当面、ウナギとマグロは食わないことにする (2013.6.14)
「ウナギとマグロは食わないことにする」 ということについて (2013.8.3)
ウナギを食うのは早めに諦める方がいい (2016.9.26)
高いウナギなんか食わなくても生きていけるし、スーパーなんかで売られている安いのはアヤし過ぎだ。日本市場で流通するウナギの 8割は中国産 「薬漬けウナギ」 のはずなのに、スーパーで売られるウナギはほとんどもっともらしく「国産」と表示されている。これを見ただけで、私なんかは世をはかなんでしまうよ。
最近では土用丑の日には休業するという、志の高い鰻屋さんも出現している。我々も潔く「ウナギが種の絶滅という危機から抜け出すまで、食べないもんね!」という姿勢を打ち出しさえすればいいのだ。もっとも、「危機から抜け出すまで」と言っても、実際にはもう一生食べられないってことだろうけど。
| 固定リンク
「自然・環境」カテゴリの記事
- 残暑は 10月中旬まで続くんだそうだ(2024.09.13)
- あと 1週間は、暑さに耐え続けなければならないようだ(2024.09.11)
- 戦争なんかより温暖化対策だよ!(2024.09.07)
- 屋久島が台風 10号の目を消してくれたようだ(2024.08.30)
コメント
うなぎを食べる習慣。
アタクシも数年前から変更しました。
基本、自分でゼニ払ってまで喰らわない。
これで、心の中がかなり清々しました。
と言いつつ振り返ると、自分でゼニ払って喰らったのは、3年以上前に新橋駅の地下飲食店街で、「鹿児島県産うなぎのどんぶり」1,080円!ぐらいかな。ご飯大盛り50円増しで喜んで大盛りにしました。
投稿: 乙痴庵 | 2018年1月21日 13:18
乙痴庵 さん:
ウナギ食わないことで 「清々しました」 という気分は、とてもよくわかります (^o^)
投稿: tak | 2018年1月21日 22:22
こういう見解の人もいて絶句。
http://www.shinoby.net/2018/01/11668/
投稿: きっしー | 2018年1月23日 20:29
きっしー さん:
私も絶句でした。
投稿: tak | 2018年1月23日 21:29