まだ Windows 7 がトップシェアを占めているらしいが
マイナビニュースが 「12月のデスクトップ OS シェア、Windows 10 が Windows 7 に肉薄」というニュースを伝えている。「StatCounter の 2017年 12月分 Windows バージョンシェアデータによると、Windows 10 が Windows 7 に肉薄したものの、わずかに及ばなかった」という。
Windows 10 のシェアは 0.33ポイント増の 41.69%で、Windows 7 は0.62ポイント減の 41.89%だったが、0.2ポイント差で 1位を維持したというのである。この記事を読んで、「Windows の世界では、今でも 7 が優勢なのか」と驚いてしまった。
Windows 8 が 2012年 8月にリリースされて、既に 5年半近くになり、Windows 10 のリリースからでも 2年半になる。2世代も前の OS が、まだトップシェアを維持しているのか。長らく使った Windows 7 を見限って Mac ユーザーになってから既に 4年の私としては、別世界のお話のような気がする。
しかし、このニュースは、「デスクトップ OS シェア」であることに注目したい。デスクトップとラップトップ(いわゆる「ノート PC」)を合わせたシェアではないのだ。デスクトップ PC はラップトップより長持ちすrので長く使われる傾向があるから、OS の更新スピードもやや遅くなってしまうのだろう。
ただ、今やいろいろなオフィスを訪問してみても、仕事で使われるのはラップトップがずっと多いという印象がある。だからこの調査は、PC 全体の動向を反映したものとは言えないだろう。ラップトップ市場は、Windows 10 への移行がデスクトップよりも早いと思われる。
ただ、ハードウェアは同じデスクトップ PC を使っていても、OS をアップグレードするという手はある。それが進まないのだから、Windows 8 と 10 は、よほど評判が悪いのだろう。私のよく訪問するオフィスでも、Windows 7 ユーザーがまだまだ顕在で、Windows 8 と 10 は少ないという印象がある。私だってもし Mac に鞍替えしていなかったら、Windows 8 以降は気持ち悪いから、できるだけ長く Windows 7 を使いたいと思うだろう。
さらに言えば、既にどうしても PC を使わなければならない世の中ではなくなった。文系の卒論ぐらいならタブレットで十分だろうし、そんなに複雑な表計算をしなくて済むなら、やはり PC なんて使わずに済む。
ということは、iOS や Android などのタブレットやスマホなどの OS を加えたら、Windows のポジションはずいぶん低下してしまっているのだろう。私としては、MacOS と iOS の連携で十分に満足しているので、今さら Windows を使おうなんていう気には到底なれない。
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