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2018年1月 6日

膵臓がんで死んだ仕事仲間に捧げる記事

プロ野球の、えぇと、何と言ったらいいのだろうとググってみたら、朝日新聞は「中日、阪神、楽天の元監督で、楽天球団副会長」と書いていたが、とにかくその星野仙一氏が、膵臓がんで亡くなったのだそうだ。ご冥福を祈りたい。

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私はとくに星野仙一ファンというわけでもないのだが、このニュースに思わず反応してしまったのは、私の仕事仲間もつい最近、同じ膵臓がんで亡くなってしまったからだ。彼は関西在住だったが、つい最近までかなり頻繁にコンビを組んで仕事させてもらっていた。私よりも 5〜6歳は若いはずなのに、死んだという連絡をもらった時は本当にショックだった。

彼は一昨年頃に体調を崩し、1ヶ月ほど入院して仕事に復帰した。退院してきた時はかなり痩せてしまっていたが、案外元気そうだったので安心した。がんに違いないとは思ったが、彼は話したがらなかったし、こちらも敢えて詳しい話は聞かないようにしていた。

昨年の 9月下旬に、「11月に 1ヶ月ほど検査入院しますが、12月には復帰できると思います」と言っていたので、心配と安心が五分五分ぐらいの感覚でいた。果たして 12月になってもまだ仕事復帰は叶わなかったので、年賀状には「今年はまた、一緒に仕事しましょう」と書き添えておいた。

ところが元日の夜、彼が亡くなったとのメールが入った。退院後、12月 30日に急に病態が悪化して緊急入院し、辛うじて年は越したものの、元日に亡くなったのだそうだ。ということは、これからずっと元日が彼の命日ということになる。誕生日が元日という友人は 3人もいるが、友人の命日が元日になったのは初めてのことである。

このことについて、今日までは書かないでおこうと思っていたが、同じ病気で亡くなったという星野氏のニュースを見て、やはり書いておこうという気になった。これも何かの巡り合わせだろう。

改めて膵臓がんという病気について調べてみると、"闘将・星野仙一監督が闘った 「膵臓がん」 は、こんなに怖い" という記事が見つかった。この記事によると、「がんと診断されてからの 5年生存率が他の部位のがんと比べて格段に低い」 とある。

そうだったのか。そんなこととは知らず、ただ今年も一緒に仕事ができると思っていたのだが、ユーモアに溢れ、他人を悪く言うことがなく、人情に厚く、いつも確実な仕事をこなす彼は、密かにそんなにひどい病気と闘っていたのか。思いやりの言葉をかけることもできなかったのが心残りだが、彼としてはきっと、ことさらな気遣いは望まなかったに違いない。

というわけで、今日は彼の冥福を祈る記事とさせていただく。

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