関東の道路は少しばかりの雪で悲惨なことになる
今朝は茨城県の中央から北の地域では結構な雪が降ったようだが、県南のつくば地域はちらほら舞ったぐらいで積雪には至らずに済んだようだ。積雪による立ち往生で大渋滞という事態にはならなかったが、早朝の道路凍結でスリップ事故が多発して、それなりの渋滞があちこちで発生した。
朝からひっきりなしにパトカーのサイレンの音が聞こえていたので、一体何が起きたのかと思っていたが、9時頃に出かけたところ、あちこちでスリップによる衝突や自爆事故が多発していたのだった。私は東北生まれなので、この程度のことで事故が多発するなんて、あまり考えられなかったのである。
路面が凍結している早朝にノーマル・タイヤで出かけ、カーブの直前でフツーにブレーキ・ペダルを踏み込んだら、大抵自爆する。関東のドライバーは、そのことをあまり知らないようなのである。というか、ブラック・アイスバーンというのを知らないので、自分の走っている路面が凍結していると意識できないのかも知れない。
雪が積もり、路面が白くなって凍結していると、必要以上にビビるのに、雪のない状態(つまり路面が黒っぽい状態)で凍っているという状態が、存在することを知らない。それで軽い気持ちでブレーキ・ペダルを踏んで、制御不能に陥る。
タイヤというのは転がっているからコントロールできるのであって、氷の上で回転がストップしたら、スケートやそりと同じになり、そのままスーッと直線的に行ってしまう。その際に横の回転運動が加わっていたらさらに悲惨で、スピンしてどうしようもなくなる。雪国では当たり前の常識が、関東ではあまり知られていない。
というわけで、今朝は自爆車があちこちに転がっていて、普段は 20分で行けるところに、1時間近くかかってようやく到着した。こんなことなら、関東でも毎年雪がそれなりに降って、ドライバーがいやでも学び、雪用タイヤに履き替えるのが当たり前ぐらいになる方がずっとマシかも知れない。
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