暑さ寒さも彼岸まで
今年は博多の町で春の彼岸を迎えた。彼岸とはいえ、かなり寒い。写真は夕方の博多駅前の様子。梅の花を模した照明のデコレーションがあるが、そぼ降る雨の中でなんだか場違いに見える。
明日までは寒くて、週末は春らしい陽気になるらしい。「暑さ寒さも彼岸まで」というが、そこまで律儀に昔の諺通りの天気にならなくてもいいのにと思う。しかしそう言えば、あの年の 3月も寒かった。
「あの年」というのは、今から 7年前。あの東日本大震災の年である。3月になって雪が降ったというのも、あの年と同じだ。
あの年は 3月下旬まで寒かったので、着の身着のままで避難生活を送る被災者たちには酷な天気だと思っていたが、よく考えてみると、あの冬の季節風がいつまでも続いてくれたおかげで、原発の汚染物質が内陸まで飛散するのが最小限で済んだのだと思う。無慈悲だと思っていた天気は、実は不幸中の幸いだったのだろう。
世の中、何が幸いするかわからないのである。
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