金正恩の腹はへこまずに済むみたいなのだね
今、朝鮮半島で「最後の冷戦」が終わろうとしているかのごときニュースが進行していて、世界はその成り行きを注視している。特大のニュースなので、私としてもそれについて何か書かなければと思ってはいるのだが、はっきり言って何をどう書いていいのか、まだ見当が付いていない。多くのジャーナリストたちだって、そんなところなのだろうと思う。

国際政治は「ショー」の要素をもっているから今回の 38度線を挟んだ両首脳のパフォーマンスも、かなり練り上げられた台本と演出があってのものだったろう。そして今回の会談は、この「ショー」としての成功が最大の目的であって、具体的な成果はその後に徐々に作っていくという合意のみがあるとしか思われない。
だから、このパフォーマンスの初めの方だけをとれば、相当クールな人間だってちょっと胸の熱くなる想いがしただろうが、見終わってしばらくすれば、「まだ何も解決されていない」という現実に立ち返らざるを得ない。北朝鮮側で今回のニュースがまともに見られたとすれば、人民たちは淡い期待を抱かされただろうが、その期待が実現するまでにはまだ長い時間がかかるのだろう。
確実に言えることは、金正恩の政治生命がもう少し続くということだ。あのままの強硬路線を突き進むのと、「対話路線への切り替え」を天秤にかけたら、どうみても路線変更する方がリスクが小さい。あの腹を引っ込ませなくても済むのは、この路線だとふんだわけで、もう大きな後戻りは不可能だ。
本来は自分の腹を引っ込めてでも、民衆をできるだけ早く飢えから救わなければならないのだがね。
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