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2018年4月 9日

「困ったときの再起動」 という金言

下の画像は、約 6年前の「Windows PC でフォトストリームがどうしても同期できないときは」という記事へのコメントで、めぐみさんが紹介してくれたマンガである(参照)。PC 関連の相談窓口を担当しているわんこが、どんな質問にも決まって答えるたった一言の解決策だ。

180409

電話の向こうで「もしもし、えぇとですね…」と誰かが相談しかけると、みなまで聞きもせずにたった一言、「黙って再起動」と言う。2コマ目で「あ、直った」という声が聞こえると、「黙って電話を切る」と言い放ち、それでおしまい。3コマ目では 「平均通話時間は改善しつつあるな」とつぶやいている。まるっきりの愛想なしだが、実感としてはこれで充分に役に立つ。

IT の世界には「困ったときの再起動」という金言があり、原因不明の不具合は再起動してやれば大抵解決する。スクロールができなくなったり、文字入力ができなくなったり、ファイルがどうしても開けなくなったり、コピペが全然機能しなくなったりしたら、慌てず騒がず、一度 PC を終了して再起動すれば、嘘のようにサクサク動くようになるのである。

時として「画面がフリーズして全然動かないので、終了させることもできないんです」なんて言う人もいるが、そんな時には、「電源ボタン長押し!」と答える。

とにかく再起動は万能薬だから、まさに上のマンガのワンコのように「黙って再起動」とさえ言えば用は済む。これは PC に限らず、スマホだろうがタブレットだろうがルーターだろうが、大抵のものに応用できる。

私の妻も「iPad が動かなくなっちゃった」なんて助けを求めてくることがあるが、「これまで何度も何度も言った『困ったときの再起動』を思い出すこと」と答える。そして毎回これで解決する。この金言をいつまで経っても覚えられない人は、永遠に初心者であり続けるのである。

 

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コメント

「電源が入らないんですが……」「コンセント抜けてません?」もありますね(笑)

義父のPC(Windows8.1)は再起動すると「自動修復」のプロセスが走ってしまい、待たされた挙げ句に「修復できませんでした」に至るという症状……Linux入れたUSBメモリで起動して、ひとまずデータだけ救出することにします(笑)

投稿: 山辺響 | 2018年4月10日 16:36

山辺響 さん:

「電源が入らないんですが」
「それでは PC を持ち上げてください」
「持ち上げました」
「後ろに 5メートル移動してください」
「移動しました」
「コンセントを電源に入れてください」

ってのもありますね (^o^)

Windows 8 以降はずいぶん面倒な話が多いみたいですね。

投稿: tak | 2018年4月10日 21:02

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