「セクハラ罪という罪はない」発言のナンセンスさ
麻生氏の「セクハラ罪という罪はない」発言があちこちで顰蹙をかったが、結局この答弁書がそのまま閣議決定されて、正式の答弁書となったらしい (参照)。まあ、「2018年の日本では、こんなお馬鹿さんが財務大臣やってたんだよ」というのが動かぬ証拠となって後生に残されるという点では、それなりの意味があるだろう。
麻生氏はもしかしたら、自分では「うまいことを言った」と思っちゃってるのかもしれないが、フツーに考えたら「セクハラ罪という罪はない」なんて、大いばりで言うようなことじゃなく、「だったら、それは法律の不備でしょ」ってことになるだけだ。大急ぎで法的整備を行わなければならない。それは政権与党の責任である。
あるいは、別の見方もできる。答弁書を正式のものとする閣議決定に関連して、政府は野党の質問主意書に次のように答えたという。
答弁書では「セクシュアルハラスメントに該当し得る行為には多様なものがあり、これらの行為をセクシュアルハラスメントとして処罰する旨を規定した刑罰法令は存在しない」と説明。そのうえで、「セクシュアルハラスメントが刑罰法令に該当する場合には、強制わいせつ等の罪であり、『セクハラ罪』ではない」とした。
かなり幼稚な内容である。直接的に「セクハラ罪」という罪はないというわけだが、セクハラを処罰するには、他の法律で十分だというなら、言い換えると、「内容的には十分に『セクハラ罪』だが、法律的には他の名称で呼ばれる罪は、いくらでもある」ということに他ならない。要するに「セクハラ罪」という名の罪はないが、セクハラは言うまでもなく、十分に罪になるのだよ。
というわけで、麻生氏はどこから見てもあまり意味のないナンセンスな発言をして悦にいっているだけで、しかもその愚かさを指摘されても、ものすごく幼稚な理窟を振りかざしてまで訂正する気がないという、救いようのない人ということになる。
私はてっきり、「あれは他愛のない冗談で、議事録に残すほどのものじゃない……」という落としどころにするものとばかり思っていたが、どうやらマジで言ったと、大マジで認めたということになるようで、安倍・麻生コンビ、レベルが低い同志で気が合うんだろうなあ。
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コメント
ウ~ン、コノヒトハ ホントウニ ヤバイ! ノウサギセイニ ホウコク シマス!キキッ!(←鳴き声)
投稿: ノウサギセイジン ノウサギマリオ | 2018年5月20日 06:00
ノウサギセイジン ノウサギマリオ さん:
政治家じゃ亡くてその辺のオッサンだったら、「面白い人」 なんでしょうけどね (^o^)
投稿: tak | 2018年5月20日 23:04