90歳女性の信号無視による事故で思う
3年近く前に「クルマの運転があぶないのは、高齢者ばかりではない」という記事を書いた。当時、高齢者の運転が危ないという声が高まっていたのだが、私は運転が危ないのは高齢者ばかりではなく、オバサンの運転もかなり危ないという内容の記事を、「女性への偏見」と非難されるのを覚悟で書いたのである。
実際にはこの記事は非難されるどころか、共感を示すコメントが 2件付いたのだった。どうやら世の中では、「オバサンはかなり自分勝手な運転をする」という認識が強いようなのである。このことに関しては、「わずか 20分の間に 2度唖然とした交通事情」という記事で具体的に触れているので、よろしければご一読いただきたい。
念のために断っておくが、当然のことながら「すべてのオバサン」が自分勝手な運転をするわけではない。しかし自分勝手運転の比率がかなり高いので、残念なことにオバサン全体に対する偏見にまでなりかかっている。
で、今回の「90歳女性、赤信号無視で暴走」というニュースでは、「高齢者」「オバサン(オバアサン)」というダブル・ファクターに、ちょっとぞっとしてしまったのである。こんなことで死んでしまうのではたまったものじゃないが、決して特殊なケースではなく、身近にだって十分に起こりうることだ。
この条件に当てはまるドライバーと遭遇したら、よほど気をつけなければならない。上述の私の 2番目の記事でも書いたように、オバサンというのはたとえ十分な余裕とアイコンタクトがあっても、無理矢理突っ込んできたりするので、それが高齢による判断力低下と相まってしまったら、相当にヤバい。
冒頭で紹介した 3年前の記事は、「あの類いのオバサンたちが年をとったら、一体どんな運転になってしまうのだろうと、心の底から心配になる」の一文で結んでいるが、なるほど、わかった。要するに今回の事故みたいなことになってしまうのだよ。
ことは女性ばかりではない。自分自身の運転についても、若い頃に比べたら反射神経や瞬間的判断力などが微妙に落ちていないはずがないのだから、慎重に行かなければならない。というわけでこの記事は、自戒の念もかなり込めて書いている。
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コメント
アタクシも気を付けなければ。
ほぼ100%の確率で「高齢者方面」に向かってますので、認知、判断の兼ね合いと、判断から動作の実行力がヘタって行くことを自覚しておかねば。
まぁしかし、アカン方のおばちゃん連中(おっさんも)に限っては、「判断が間違っている」ことを自覚していない!
年長者のおごりってヤツですかね。
投稿: 乙痴庵 | 2018年6月 4日 21:32
乙痴庵 さん:
せめて自覚している者のみでも、注意して運転するに越したことはないですね。
投稿: tak | 2018年6月 5日 03:27