苦手なのは「数学」じゃなく、「数字」なのだった
いつの頃からか数学というものにコンプレックスがあって、数字の連なりをみただけでぞっとする。7年近く前に "「数字数式認識障害」とでも言いたくなるほど、数字に弱いのだよ" という記事を書いているほどだ。そんなわけで、日頃から「因数分解なんて、きれいさっぱり忘れちゃったよ」なんて自嘲的に言っていたのだった。
ところで今日、京都駅地下街の本屋にふらりと立ち寄ったら、「中学校 3年分の数学が教えられるほどよくわかる」という本が店頭に平積みにされていた。こんな本がよく売れるほど、数学の苦手な人が多いと見える。
「どんなんだろう。これ読めば、少なくとも因数分解まではしっかりわかるようになるだろうか?」と手に取ってパラパラッと立ち読みしてみた。すると意外なことに、内容があまりにも簡単すぎて読んでいるのが馬鹿馬鹿しくなるほどなのだ。途中を飛ばして「因数分解」に関するページを読んでも、「なんだ、こんなの当たり前じゃん!」と思うばかりなのである。
というわけで私は今日、「中学 3年で習った因数分解は、全然忘れてない。今でも当たり前に理解してるじゃん」と、自己認識を新たにしたのだった。私が数学が本格的に苦手になったのは、高校以後のことのようなのである。
ただ、記憶を辿ってみると、中学時代でも数学の試験の点数は、他の科目に比べてよくなかった。それは理論的にはしっかり理解していても、ちょっとしたミスが多かったからだと思い当たったのである。なにしろ「数字数式認識障害」と言うほど数字には弱いもので、実際の計算でミスしちゃうのだ。
というわけで、店頭で本のタイトルだけに惹かれて衝動買いしてしまったら、2000円以上を無駄遣いしてしまうところだったが、「自分は数字は苦手でも、中学 3年までの数学の理窟ぐらいは、『教えられるほど』しっかり理解してる」ということがわかったのが収穫だったとしておこう。
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コメント
あたしは数学はからっきしだけど(おつりの計算くらいはできるわよ!)数字は苦手じゃないの。つまり、形で大脳皮質に記憶させたり(って意識的にやってるのかよ!)、物に置換したり、音に置換したりしてるの。それなら親しみやすいっしょ?
え?意味がわからない?わかりやすく説明すると、「形で大脳皮質に記憶させる」は、1は大工に使う釘抜きと仮定し、2は衣紋掛けと仮定したり、「物に置き換える」は、3は3色団子に置き換えたり、「101」は百一匹わんちゃん大行進に置換したりして、「音に置換する」は、乗りのいいリズムで例えば「3369」だったら「サンサンロッキューツッツタッタツッツタッタ」みたい脳内に再生してね!どう?楽しいでしょ?(←天才かかなりのアフォ?)
投稿: 阿房兎 | 2018年5月19日 13:53
阿房兎 さん:
ごめんなさい。かえって頭が真っ白になりそう ^^;)
投稿: tak | 2018年5月20日 00:19