追憶の国分寺再訪
今日は東京都の国分寺市というところのホテルに泊まっている。昼から夕方まで高校時代の同級会があり、明日は多磨方面の仕事に出かけるので、自宅には戻らず、中央線でここまで来てチェックインしたわけだ。
実は国分寺という街は私が 20歳前後に 3年ほど住んだことがあり、かなり懐かしい思い出がある。ところが今日、何十年ぶりかで国分寺の駅で下車して驚いてしまった。私が住んでいた 40年前頃は北口と南口に分かれた小さな駅だったが、今はなんと、丸井や東急ハンズの入るステーションビルになって、ずいぶんスタイリッシュなイメージに変わっている。
試しに自分が 40年前に住んでいた東元町 4丁目あたりに足を伸ばしてみると、当時のアパートは当然の如く跡形もなく、隣にあった小さな公園も潰されて賃貸マンションらしき建物になっていた。通っていた「桃の湯」という銭湯も、煙突と建物は辛うじて残っているが、営業している様子はない。おそらく近いうちに取り壊されるのだろう。
あの村上春樹が伝説の "Peter Cat" というジャズ喫茶をやっていた頃とは、完全に時代が変わってしまったようなのである。ただ、北口界隈を歩いてみると学生たちが大勢闊歩していて、「学生の街」という当時のイメージはそのまま残っている。願わくは、このイメージだけは失われることなく続いてもらいたい。
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