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2018年5月 1日

「メシハラ」 に関する考察

「セクハラ」「パワハラ」という言葉はとっくに市民権を得たようだが、今どきは「メシハラ」というのまであるのだそうだ。

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弁護士ドットコムというサイトに、この 「メシハラ」 に関する話が載せられている。こんなのだ。(参照

「嫁は完全に私を避けていて、外出はもちろん食事も一緒にはとりません。妻らしい事は、食事だけは用意してくれるだけですが、中身も明らかに嫁と子供に出すものも違います」

別の男性は、妻の両親と同居している「マスオさん」状態。妻や義理の両親からは何か月も無視され、ご飯は別室で一人、食べさせられているといいます。

こうした問題での相談に対し、担当の弁護士は「メシハラを受けながらもそれを我慢して同居を続けている限り、夫婦関係はまだ破綻しておらず、離婚請求は認められないという判断になる可能性もあります。本当に離婚しかないと考えるのであれば、早々に別居するのが離婚への近道ではないかと思われます」と回答している。

それにしても、「夫にろくなメシを食わせない」という手段によるハラスメントが可能なのは、夫の方に「自分でメシが作れない」という弱みがあるからだろう。哀れなものである。

こんな姑息なハラスメントをはねのけるには、夫の方が妻よりうまいメシを作れるようになればいい。会社帰りにスーパーに寄って自分のためだけの食材を調達し、帰宅したら台所に立って、チャチャッと手早くうまいメシを作って独りで食う。妻のメシよりずっとおいしいが、妻には食べさせてやらない。いわば「逆メシハラ」である。

思い出してみれば、私の父は滅多に自分で料理しなかったが、たまにその気になると、結構な包丁さばきで母よりおいしいものを作った。そしてその息子の私も、こう言っちゃナンだが、妻より手早くおいしいものを作れると思っている。父はそのことについてことさら口には出さなかったし、私もそれに倣っているが、これは家庭の平和のためである。

で、これは私の思い込みかもしれないが、「やらせてみれば夫の方が料理がうまい」という夫婦の方が、問題が少ないと思う。それは、男が料理をすることによって多少なりとも「家庭的な視点」みたいなものを理解できるからだろう。メシもまともに作れないような男は妻を思いやれないから、結果的に「メシハラ」の反撃を受けてしまうというのは、論理の飛躍だろうか。

ちなみに、上述の「メシハラ」相談の引用部分、最初の方の男性は、日本語がちょっと不自由みたいなのだ。というより、この文章を書いた弁護士さんの方の日本語能力の問題かな?

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コメント

「別の男性」の事例ですが、ラジオで同様の体験談話を聞きました。

原因は「別の男性」が行った浮気だそうです。
(浮気が嫁さんとその同居の義父母に)バレてから、言わば個食扱いを受けているって内容でした。

因果応報ではございますが、そのラジオパーソナリティー曰く、「マスオさん状態でよく浮気する気になれたなぁ!」と。
(ご本人のため、そのご家族のため、さっさと離婚すりゃいいのに。)

料理に関しては、当家も「亭主の料理がうみゃぁ」パターンで、ちょっとだけ相違点は、朝飯&弁当のおかずはアタクシ担当であります。(ふんがぁふっふふ)

投稿: 乙痴庵 | 2018年5月 1日 23:54

乙痴庵 さん:

マスオさん状態と浮気は、別に関係ないと思いますけどねえ (^o^)

亭主の方が料理が上手な家庭は、平和です。

投稿: tak | 2018年5月 2日 20:09

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