体を動かす方が、疲労回復のためにいい
一昨日、昨日と大阪に出張して、交通機関は新幹線を使った。片道約 2時間 30分の旅である。私が初めて東海道新幹線に乗ったのは 1970年のことで、この時は東京、新大阪間が 3時間 10分かかったという記憶がある。そして前世紀末頃には 2時間 30分ぐらいになった。この差は結構大きい。
いつも不思議に思っていたのだが、新幹線車内では 2時間半の間、ただ座っているだけで、せいぜいスマホを眺める程度のことしかしないのに、なぜか結構疲れるのである。東京駅で下車し、つくばの自宅に着く頃にはぐったり疲れたりしている。
昨日、東京駅で下車して「上野東京ライン」の快速電車に乗り換えたときは、それほど混んではおらず、空席もかなりあったのだが、疲れているのになぜか座席に腰を下ろす気になれず、取手駅で下車するまでの 50分以上、ずっと立っていた。立ったままで、車両の揺れに任せて微妙に体を動かしている方が楽なのである。
そしてタイミングのいいことに、帰宅してから読んだメルマガに、どうして立っている方が楽なのかという解答があった。「休日に動かない人ほど疲れが取れないワケ 逆に体を動かした方が回復を図れる」という東洋経済の記事である。人間の体は本来動くようにできているので、最新の研究では動かない方が不自然で、疲れることが分かっているのだそうだ。。
記事によると、疲れを取るには「ゆっくり走る」「泳ぐ」といった軽い有酸素運動を 20分ほど行うのがベストで、"「疲れないためにじっとしている」よりも、体を軽く動かしたほうが、「血流が促進されて脳と体にたくさん酸素を運ぶことができ、疲労物質の対流(ママ: 多分「滞留」の変換ミスだろう)を防ぐ」 ことになるとある。ということは、新幹線から乗り換えて座席に座らなかったのは、体が無意識のうちに正しい選択をしていたわけだ。
現代のスポーツ医学では、「ある程度体を動かしたほうが回復が早くなる」という「動的回復」が主流で、従来の「休む=じっとする」ままであれば、体のダメージを余計に増大させてしまうことになりかねないというのである。
とはいえ、アスリートならぬごくフツーの人間としては、ぐったり疲れてしまうと体を動かすことも億劫になる。疲れた時にきちんと体を動かそうという気分になれるためにも、普段からエクササイズしておくことが必要だろう。要するに「動く方が気持ちがいい」と、よく知ってる体に保っておきたいということだ。
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コメント
疲れたからといって、じっとしていると、筋肉が硬くなり、血行が悪くなる。そうすると疲労物質もそこに滞りますから、ますます疲労感を感じてしまいますね。血液検査をして調べたわけではありませんが、経験的に知っています。
体操するなり散歩するなり自転車で走るなりしたほうが、血行が良くなり疲労物質も早く除去されてリフレッシュできますよね。あと、赤ワインでも適量飲めば完璧です( ̄ー+ ̄)ニヤリ
投稿: 辺境の自転車ばか | 2018年6月15日 23:45
辺境の自転車ばか さん:
疲れた時に、「軽く自転車にでも乗るか」 とこぎ始めて、つい気持ちよく遠くまで行ってしまい、帰り道でヒイヒイ言って、夜はバタンギューということがたまにありますので、注意が必要です ^^;)
投稿: tak | 2018年6月16日 19:55
一応肉体労働者なので、休日はできれば寝溜めなどしていたいッス。
けどねぇ、大学生の息子が朝練行くって言うから、5時半起きで飯作って食わせて送り出して…。
不思議なもので、休みたい願望の大きいときほど、やたらと喰うんですよ。もうドカ喰いの域。
週単位で冬眠しているのかしら?
投稿: 乙痴庵 | 2018年6月17日 08:09
乙痴庵 さん:
普段体を動かしているなら、多少は寝溜めしたいですよね (^o^)
疲れている時の食欲は、かなりアブないですよ。太っちゃいます。
ガマン、ガマン (^o^)
投稿: tak | 2018年6月17日 16:20
ひっさびさに体重計に乗ったら!(休日ドカ喰い顕著になる前から)
前と変わらん、むしろやや減ってる!
…やつれたか。
投稿: 乙痴庵 | 2018年6月21日 00:07