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2018年6月29日

強風の真夏日

カンカン照りの真夏日だ。何もしていなくても汗が流れ落ちる。ただ、いつもの夏の真夏日とは少々様相が違う。空は真っ青でも風がやたら強いのだ。だからこんなに暑いのに入道雲がない。

上のビデオは、近くの田んぼの様子だ。真っ青な田んぼが強風に波打っている。穂の出かけた稲が台風の風に波打つという景色はお馴染みだが、青い田んぼがこんなに波打つ光景は、あまり馴染みがない。そして繰り返すが、背景の青空に入道雲のないのも、違和感の元だ。

ジリジリと照り輝く太陽の下で、そよとも吹かぬ風を待つというのが、いつもの夏である。しかしこの数日間、 「そよとも吹かぬ」 どころか、轟轟と音を立てて吹く風の止み間がない。まったくおかしな夏空である。

関東はこんなに晴れているのに、北九州は記録的な大雨だったのだそうだ。川崎町というところでは、1時間に 110ミリの猛烈な雨が降ったというから、尋常じゃない。雨雲レーダーを見ると、西日本から東北日本海側にかけて濃い青色で示される分厚い雨雲が連なっている。いわゆる「線状降水帯」ってやつだ。

関東にはこの雨雲がかかっていないが、強い風が吹きまくっているのは、低気圧に向かって吹き込む風がかかっているのだろう。とにかく、強風に煽られながら熱中症の心配をするという、あまり経験のない状況になっている。

「近頃天気がおかしい」というのは、何年も前から何度も繰り返して言っている気がするが、その「おかしさ加減」は年々際立ってきている。今からこんな具合だと、本当の真夏になったらどんな猛暑になってしまうのかと、思いやられる。

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