動物性の食材を使っていないラーメン
何ヶ月ぶりかでラーメンというものを食べた。ラーメンそのものは決して嫌いではないのだが (というか、ラーメン嫌いな人って、会ったことがない)、近頃は肉を食わないことにしたので、チャーシューが付き物のラーメンも、自然食わなくなっていたのである。
食べたのは、東京駅構内の「T's たんたん 東京駅京葉ストリート店」という店だ。大阪出張で昼前に家を出て、昼食はいつもの駅弁「深川めし」にしようとしていたのだが、ちょっと時間に余裕があったので、駅構内で食べたのである。
この店の本店は自由が丘にあるらしく、メニューは動物性食材(肉、魚、卵、乳製品)や化学調味料を一切使わず、植物性食材だけで作ったラーメンということだ。「白胡麻たんたん」「金胡麻たんたん」「黒胡麻たんたん」「白たんたん」「ベジラーメン・とんこつ風」など、結構いろいろなメニューが用意されている、
私はとりあえず、一番ベーシックな「ベジラーメン・醤油」というのを選んだ。余計なことをしていないだけ、ラーメンそのもののできがわかると思ったからである。値段は 750円。結構リーズナブルだ。
で、結論。「十分美味いじゃないか!」
巷でもてはやされている「ギトギト」と言いたくなるような、濃厚な食感とはほど遠いが、十分にコクはある。植物性食材だけでこれだけの味が出せるのなら、やれ、鶏ガラだの豚骨だのをやたらに放り込む必要がないし、チャーシューなんて、まったく要らない。このような店がフツーに増えたら、私も「ラーメン絶ち」する必要が全然ないのに。
というわけで、ちょっとオススメしておこう。東京駅構内の新幹線乗り場、南口に近いところにある。
ちなみに私は、肉は食わないが魚介系は食うので、魚介系出汁のラーメンなら、チャーシュー抜きで注文して食う。しかしそうした系統のラーメンも、巷では少ないのだよね。私の田舎の酒田のラーメンをみれば、魚介系出汁の美味さが分かろうというものなのだが。
| 固定リンク
「グルメ・クッキング」カテゴリの記事
- アメリカと英国の定番スナック菓子(2022.04.23)
- 新聞社が「イナゴをチョコレートにした」というお話(2022.04.14)
- 解釈がチョー難しい、ラーメンのキャッチフレーズ(2022.03.21)
- 「高級食パン」と「情報」に関するお話(2022.03.19)
- ファストフードを避ける最大の理由は「罪悪感」(2022.02.16)
コメント
此れは旨さうですね。近頃はラアメンといふと「レアチヤアシユウ」とか「背脂バリバリ」とか「豚骨ゴツテリ」等々、動物性の材料を此れでもかと使用してゐるラアメンばかりが持て囃され、「ラアメンは喰いたいがギトギトは勘弁・豚さん牛さん可哀想」といふ方々はドン引きされて居る事でせうが、此れならさうした方々も抵抗無く食べられますね。
此の手のすつきり系ラアメンですと、私は澄んだスウプ・つるつる麺の佐野ラアメンが好きですが、私の行動圏にはさうしたラアメン店は無ひので、諦めて蕎麦を喰ひます。
投稿: 辺境の肥満兎男爵 | 2018年6月14日 13:20
辺境の肥満兎男爵 さん:
日本人はいつからこんなにもギトギト系が好きになっちゃったんでしょうね。あれは一種の中毒じゃないかと思うほどです。
ちなみに私も、もっぱら蕎麦を食う人です。
投稿: tak | 2018年6月14日 16:21