梅雨入り翌日は上天気という、最近のお約束
関東甲信の梅雨入りが昨日発表されたが、今日はもう気持ちのいい五月晴れ(さつきばれ)である。「五月晴れ」なんていうと 「6月なのに?」と不審に思う人がいるだろうが、本来の五月晴れというのは、旧暦の 五月(新暦だと、ほとんど 6月にかかることが多い)の、梅雨の晴れ間を言うので、今日は正しく「五月晴れ」である。
ところで、気象庁が「関東甲信が梅雨に入ったとみられる」と言って梅雨入り宣言すると、大抵は翌日から晴れの日が続くという皮肉な現象が、かなり前から続いている。
私は 2005年以来『和歌ログ』という酔狂なブログを続けているので、このあたりはしっかり記録してあって、今年までの 14年間のうち、2011年と 2014年の 2年を除いて、残りの 12年は、梅雨入り宣言の翌日か、遅くとも翌々日から上天気が続いてしまっている。
2011年は、5月下旬というかなり早い時期に梅雨入り宣言が出され、しばらくは雨の日が続いたのだが、6月に入ってからはずっと上天気になってしまった。そして 2014年は、梅雨入り前後からずっと出張が続いて西日本にいたので、和歌ログを見ても関東の天気がわからない。
つまり、この 14年間では、2011年と 2014年の「よくわからないケース」をのぞいて、ずっとまともな梅雨が続かなかったのである。とくに一昨年の 2016年なんか、梅雨入り宣言が出た当日の午後には雲間が晴れて上天気になってしまっていた。
昭和の時代には、梅雨時といえば「しとしと雨」がずっと降り続くというイメージだったが、最近ではすっかり様子が変わってしまったようなのである。梅雨入りしてすぐに天気が回復して夏空が広がってしまうが、あまり強力でない梅雨前線が、時々熱帯低気圧か何かで刺激されたときだけ、梅雨というより台風みたいな大雨になる。
つまり最近の梅雨は、「どっと降るか、ピーカンに晴れるか」という両極端の天気の間を行き来する季節ということになってしまったようなのだ。これもまた最近の気候変動のせいなのだろう。やれやれ。
まあ、いずれにしても「実際の梅雨入り」は後になって修正されることが多いらしいのだが。
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コメント
たくさんのおうちの裏の川、相変わらずすがすがしい風景ですね。それにしてもきしょーちょーのおぢさんたち、ちゃんと仕事してるのかしらね。冷房の効いたビルの中で梅雨の予想なんかしてんじゃね~ぞコラ!(おいおい)たくさんのおうちの裏の川のカエルさんの行動パターンをデータ化して予想したほうが正確なんぢゃないでせうかね!( ̄ー ̄)ニヤリ。
投稿: あほうさぎ | 2018年6月 7日 22:29
あほうさぎ さん:
気象庁の近くには、カエルさんはいないんでしょうね ^^;)
投稿: tak | 2018年6月 8日 08:24