「数十年に一度の気象災害」 が毎年ある時代
西日本の豪雨被害は、大変な規模になっているようだ。下の画像は 7月 7日時点の 72時間降水量を示しているが、その後に岐阜県などでも雨量が増し、さらに北日本にまで被害は広がりそうだ。
ニュースによると、8日の朝の時点で死者の数が 50人を越していて、さらに増えそうだ。気象情報が発達していなかった前世紀には、このくらいの規模の被害がざらにあったが、今世紀に入ってからは記憶にない。
思えば、最近は「記録的大雨」とか「過去に経験したことのない大雨」とかいう言葉で表される気象災害が頻発している。ニュースを聞きながら、「おいおい、『数十年に一度の気象災害』って言葉は、去年も一昨年も聞いたよな」と、思わず呟いてしまった。そんなのが毎年起こってたまるものか。
近頃は気象の傾向が変わってしまったんじゃないかと思う。「何でもかんでも温暖化のせいにするな」という人もいるが、これなんか温暖化と無関係とは思われない。
最近は極地の氷が溶けてしまっているという。だったら、地球上の水が氷として固定される割合が減って、「雨となる水の在庫」が増えているのだから、ただでさえ暖かくなった地球上で蒸発して雨雲になり、地上に降り注ぐという、水の循環の総量が増えているのだろう。
CO2 削減に真剣に取り組まなければならない。野放図にクルマのエンジンをかけっぱなしにしたまま長時間駐車したり、エアコンをかけっぱなしにしたりといった行為は、確実に自分の首を絞めているのだ。
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コメント
東海地方も本日「梅雨明け」を迎えました。
「わかっちゃいるけどやたら暑い」お土地柄、熱中症対策で「水分塩分補給とエアコンの適宜使用」を推奨されております。
エアコンの室外機から出ている温風も、侮れないヒートアイランドの原因ですよね。(まあ当地は緑の多い田舎ですけど…)
都会にお住まいの方々には、エアコン使用も立派なジレンマですねぇ。
(ウチの職場にエアコンはない!)
投稿: 乙痴庵 | 2018年7月 9日 17:45
乙痴庵 さん:
お年を召した方には、今はエアコンは必需品のようで、酷暑の時期にじっと耐えていると、本当に弱っちゃうみたいですね。
それにしても、エアコンなしでのお仕事、ご苦労様です!
投稿: tak | 2018年7月10日 09:55
激励のお言葉、ありがとうございます!
築約50年の木造瓦葺き、そもそもエアコンの設定がない建物です。
扇風機をこき使い…。
投稿: 乙痴庵 | 2018年7月11日 12:49
乙痴庵 さん:
昔はここまで暑くなかったから、まだ耐えられたんですよね。
とにかく、体に気をつけてくだい。
投稿: tak | 2018年7月11日 18:13