ようやく 「PC が本当に 5年もつ」 時代になったかも
昨日は見当外れの過去ログについて 「ごめんなさい」 する記事を書いたが、ごめんなさいついでに、もう一つ謝っておこう。それは、やはり 12年前の 「PC が余裕で 5年もつ時代」 という記事についてである。
この記事の書き出しは、こんな具合だ。
以前は、PC の性能がすぐに環境変化に付いていけなくなり、3年足らずで買い換えを余儀なくされていたけれど、今使っている機種は、 2年 3か月経っても、全然不満がない。
最近は IT のハードとソフトのバランスが成熟してきたような気がする。この分だと、5年経ってもそれほど不満はなさそうだ。
この頃に使っていたのは、Panasonic の Let's Note (OS は Windows XP だった)で、使い心地には結構満足していた。引用の中でも触れているように、それ以前はソフトの進化にハードが付いていけなくなり、しかたなく買い換えるというパターンだったが、この頃はハードウェアとしての PC のスペックがようやく余裕を持ったものになっていたのである。
それで「余裕で 5年もつ」なんて楽観的なことを書いてしまったのだが、実際にはこの機種は2004年 4月から 2008年 3月までの、3年 11ヶ月しかもたなかった。ハードディスクの空きは十分で、スペック的にはまだまだ余裕があったのだが、急にまともに動作しなくなり、つまり物理的に「オシャカ」になってしまったのである。
それまでは、買ってから 2〜3年でハードディスクが一杯になったり、処理速度が遅すぎて使い物にならなくなるという「スペック的な理由」で買い換えていたので、ハード的に壊れるまで使ったことがなかった。というわけで、「PC って、物理的に壊れるんだ」というのを実感したのがこの時だったのである。
自分の過去ログを見ていて思い出したのだが、この頃はデスクトップとノートの 2台体制でやっていたようだ。デスクトップは NEC のだったような気もするが、機種名は忘れてしまった。自宅のデスクトップを使うよりも、勤務先や出先で自分のノート PC を使う機会の方がずっと多かったような気がする。それで、寿命も短かったのかもしれない。
次に買ったのも、やはり Let's Note(CF-W7)で、OS は Windows Vista だった(参照)。小型軽量で持ち運びはとても楽だったが、たったの 2年 2ヶ月しか使わなかった。ハードディスクが容量不足で、動作も極端に不安定になってしまったので、「オシャカになる前に」と買い換えてしまったのである。これはスペック的にもハード的にも不満足な機種だった。ついでに Winsdows Vista にも、いい印象はない。
そしてこの時買い換えたのも、懲りもせずに Let's Note(CF-S9)だった。OS は Windows 7 で、結構長持ちして 4年半使ったが、2014年 1月に MacBook Pro に乗り換えた。ハード的には何とか持ちこたえていたものの、ディスプレイがちゃっちくて目が疲れるのと、MS のやり方にあきれて、Windows という OS に見切りをつけたためである。
そして、この時買い換えた MacBook Pro は、ふと気付いてみればもう 4年半以上経っているが、スペック的にもハード的にも、ほとんど不満がない。前の Let's Note は 4年半使い続けるうちに、どんどん使い心地が悪くなっていたので、こんなに満足感が続いているのは初めての経験である。
というわけで、「PC が余裕で 5年もつ時代」は、今になってようやく実現したような気がする。12年前はかなりフライングしてしまったようなのだ。というわけで、「ごめんなさい」なのである。
ちなみに世の中には 10年前の PC をまだ使っているなんて人がいるが、それは大抵ライト・ユーザーで、「おもちゃ程度」にしか使っていない。ハードウェアにあまり負担をかけないのだから、長持ちして当然だろう。OS のサポートがとっくに切れていることに無頓着なのが心配だが、まあ、どうせ「おもちゃ」だしね。
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