何でもかんでも肉が入ってしまう時代
九州に出張中で、佐賀の駅前のホテルに宿泊中である。駅前は居酒屋風ばかりなので、晩飯はステーションビルの中の店で食べた。
私は近頃、肉を食わない主義になり、トンカツだのステーキだの、焼き肉だのハンバーグだのが主力の店に入っても、食うものがない。そこで、スパゲティの種類の多そうな店を選び、メニューを眺めて「大葉と明太子のスパゲティ」を注文した。メニューの写真を見ても、肉が入っているようには見えなかったのである。
ところが、出てきた現物を見て驚いた。分厚い肉きれ(豚のようだ)が 8個も入っている。だったら、メニューも「豚肉と大葉と明太子のスパゲティ」ということにしろよ! きちんと避けるから。
それにしても、最近は何でもかんでも肉が入ってしまう世の中になってしまったようなのである。肉を食わない者としては、なかなかやりにくい。
ちょっと前までは期待に反して肉が入ってたりすると、「捨てるのももったいないから」と、仕方なく食っていたが、最近は肉を食うと「変な物が口の中に入って来ちゃったな」という感じで不愉快になるので、今回はより分けて残した。そして食後のコーヒーを持ってきてくれたウェイトレスにクレームを言おうかとも思ったけれど、クレーマー扱いされるのも面倒なので止めた。
今後はメニューの名称と写真だけを信じるのはやめて、ちゃんと「肉の入ってないのはどれ?」と確認してからオーダーしようと思う。「肉の入ってないのはありません」なんてことだったりしたら、「肉抜きでお願い」と言うことにしよう。
(上の写真は、今日食った現物ではない。念のため)
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コメント
大葉と明太子のスパゲッティーに、お肉を入れるのは残念です。
少なくとも、日本人は「麺をすする」文化で、そばでもうどんでも、「麺そのものを楽しむ」側面もあると思います。
大葉の香りと、明太子の塩味と風味、そこにスパゲッティー麺の食感と小麦の香りが加わることで…。
想像しても、明太子とお肉の取り合わせが想像できない。
香りも旨味も、なかなか合わないんじゃないでしょうか?
勝手に想像してアレコレ言って、恐縮です。
投稿: 乙痴庵 | 2018年8月26日 08:09
提供側に、肉を入れないと何となく後ろめたい気持ちがあるのかも知れませんね。乙痴庵さんの書かれているように、明太子と肉の組み合わせは頭の中が混乱しそうですね。料理した人は多分その料理を食べたことがないと思います。
投稿: ハマッコー | 2018年8月26日 15:26
乙痴庵 さん:
確かに、複数の他の店で 「大葉と明太子のスパゲティ」 を食べたときは、肉は入っていませんでした。合いませんよね。
投稿: tak | 2018年8月26日 21:46
ハマッコー さん:
飲食店の方々には、「肉を入れないことによる差別化」 というのも、十分にあるのだと、声を大にして言いたいですね。
確かに、他のメニューで肉が入っちゃってたというなら、「えーい、しょうがない」 とばかりに目をつぶって食っちゃってたかもしれませんが、大葉と明太子に肉が加わったものというのは、食う気がしませんでした。
投稿: tak | 2018年8月26日 21:49
書き忘れましたが、東京駅のあのらーめんやさんは行列ができてますね。肉や魚介類を使わない料理にあれだけ多くの人が関心を持っている、という現実を知ればメニューに"肉類は入ってません"と表示して差別化するのもありですね。あそこの醤油らーめんは 特別美味しいとは思いませんが、今度は味噌系を食べてみようと思います。
投稿: ハマッコー | 2018年8月26日 22:34
ハマッコー さん:
私が今年 6月に食べた店ですね。肉食しない人の口に合います。
投稿: tak | 2018年8月27日 19:36