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2018年8月15日

「いつも新鮮」 って、単に 「フツー」 ってことでは?

今日、京浜東北線の電車で気になるポスターを見つけた。キャッチコピーの文字のコントラストが不鮮明なので、"ALWAYS FRESIL" と見えてしまうのだが、 "fresil" なんて単語は知らない。よく見ると "ALWAYS FRESH" である。

180815

「ミュゼ」 という脇毛処理だかなんだかの会社のポスターで、これに関するウェブページを見ると、"新コンセプトは「Always Fresh」!" とある(参照)。どうもカギ括弧と感嘆符のつけ方が独特すぎるような気がするが、まあ、敢えてそこには触れないでおこう。

それよりも、"always" と "fresh" という 2つの単語が、こんなに簡単に結びついてしまっていいものかという問題である。「いつも、常に」という副詞と「新鮮な」という形容詞は、そんなに安易には両立しないんじゃないかと思ってしまうのだ。

"Fresh" というのは、一定の時間軸の上でのある状態を指す言葉だと思うのである。つまり「新鮮な」という状態は、常に継続するものじゃない。

最大限譲って、「常に新鮮な状態」というのがあると仮定しよう。しかし常にそうだったら、それは特段「新鮮」というわけじゃなく、単に「フツー」ってことじゃないか。矛盾に陥ってしまう。「新鮮」というのは、他の状態と比べて差別化されるからこそ、「新鮮」と言えるのじゃないのか。

あるいは時間軸の問題ではなく、空間軸として捉えて、「いつも、他と比較して新鮮に見える」ということなのだろうか。しかしそれだったら、"fresher" と比較級にならなければならないんじゃなかろうか。やはり "Always Fresh" というコピーは、私には違和感があるのだよね。

私には関係のない商品だし、言いがかりっぽいと言えば、我ながらその通りでもあると思われるんだけど、言葉に関してはついこだわってしまうビョーキの私の感覚として、「無理筋的」に座りが悪いと感じてしまうのだよね。Bob Dylan の ”Forever Young" とはちょっと次元が違う気がするわけだ。

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コメント

腋毛処理の広告らしい。腋毛がないのが Fresh だと言われても、それが Fresh なのかなあと疑問におもう。

どっちみち誰も読んでないし、ただのポスター上の模様ですから。
Flesh でなかっただけまだよかったよかったです。

ところで最近、へんてこCMを発見してしまいました。
https://delaidback.com/tokyostationcity-cm/
広告業界は全く反省がない。

投稿: ハマッコー | 2018年8月16日 13:39

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