"LED" と「発光ダイオード」が、頭の中で結びついてなかった
我が家は省エネにはかなり気を使っていて、屋根には太陽光発電パネルを載せているし、照明もいち早くすべて LED に置き換えた(参照 1、参照 2)。ところが私としたことが迂闊にも、”LED” というのが何という言葉の省略形なのか、ずっと無頓着でいたのである。
なにしろ頭の中が極端な文系なもので、「えぇと、”longlife Electrical Device" か何かかなあ、いや、そんなわけないか」なんて思いつつ、今さらのようにお気軽にググってみて愕然とした。”Light Emitting Diode" とあるではないか。思わず「え、LED って、発光ダイオードのことだったの!?」と、小さく叫んでしまったよ。
「発光ダイオード」というものについては、言葉として知ってはいた。2014年に 3人の日本人科学者(ごめん、名前忘れた)が、「青色発光ダイオード」の開発でノーベル物理学賞を受賞したというニュースもちゃんと知っていた。しかしそれは、「何だか知らないけど、工業分野で画期的なことなんだろうなあ」ぐらいに思っていただけで、自分の家で毎日使っている照明にリンクしているなんて、考えもしなかったのである。
こんなこと、知っている人にとっては当たり前すぎるほど当たり前のことで、知らない者がいることの方が信じられないぐらいのものなのだろう。しかし私ときたら、日頃、周りには「tak さん、すごく物知りね」なんて言われているくせに、理工方面のことについては、かくの如くの無知蒙昧なのだ。
友人に家電メーカーでずっと製品開発を担当してきた人間がいるが、彼と話をしていると、その理詰めのアプローチに新鮮な驚きを感じることがが多い。彼にとっては当たり前の論理展開に私がいちいち感動するものだから、彼は時々戸惑ってしまうことすらようなのだ。
しかし彼は彼で、私の文系的な話を「そんな考え方は初めて聞いた」なんて感動するので、お互い様である。
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コメント
LEDの次の照明器具は「白色OLED(白色有機EL)」ですね。山形大の城戸淳二教授(W大卒)が実用化に成功したそうです。(原理はkodak社の発明かも、方式が色々あるようで詳細は不明)
http://www.organic-electronics.jp/pdf/oled2015.pdf
最大の特徴は面発光です。
この技術を応用したのが有機ELーTVのようです。
この教授には遠くない将来ノーベル賞が行くと思ってます。
投稿: ハマッコー | 2018年9月 9日 00:53
ハマッコー さん:
ほほう、この分野の技術は日進月歩なんですね。
「有機 EL」は今のところ、「有機 EL」 という名称が一般的に用いられていて、"OEL" というのはあまり知られていませんね。
でも、いつ置き換わるかわからないから、今のうちに "organic electro-luminescence" というのは覚えておきます。ありがとうございました。
投稿: tak | 2018年9月 9日 12:00