大麻合法化の動きがあるようだが
NewSpere が「カナダに続くか、大麻合法化の可能性のある 6ヶ国」という記事を載せている。2013年、ウルグアイが世界で初めて大麻を合法化し、今年 10月 17日にカナダがそれに次いだ。カナダぐらいの規模の国が合法化したとなると、「他の国々がその流れに乗ることも起こり得る」 というわけだ。
1960年代後半から 70年代前半ぐらいまでの「ヒッピー文化」最盛期だったら、私も大麻合法化をかなり羨ましく思ったかもしれないが、禁煙して 40年近く経過した今となっては、「煙でムセちゃうだろうしなあ」なんて気がして、ちっともそそられない。そんなものに金を使うのは馬鹿馬鹿しい気がしてしまうほど、枯れてしまった。
逆にいえば、あの頃からおよそ半世紀経った今、世界的な潮流として大麻は、メディカル的にもカルチャー的にも「毒気を抜かれた嗜好品」とみられるようになり、「まあ、個人的に楽しむぐらいはいいんじゃないの」ぐらいの位置付けになりつつあるということなのかもしれない。タバコに関しては妙に甘い日本では、どういうわけか大麻は相変わらず「麻薬扱い」で、結構厳しく取り締まられているが。
上述の記事では、「カナダに続く可能性のある国」として、ニュージーランド、メキシコ、オランダ、南アフリカ共和国、イタリア、アメリカ合衆国の 6カ国が挙げられている。アメリカ合衆国が 6番目というのは、州単位では合法扱いというところもあるものの、国全体としては可能性が薄いとみられているようだ。なにしろ大統領があの男なのでね。
というわけで、私としては例え合法化された国に旅行するにしても、「別にいいわ」という感じなのである。実際問題として、現地でも「俺、ノン・スモーカーだからいらんわ」ってな人が結構多いと思うのだよね。
まあ、大麻を吸うと「ハイになる」なんてことがあると言われているわけなのだが、それって案外「幻想」の部分が大きいと思う。きちんと「ハイになりたい」というなら、大麻に頼るよりちゃんとしたメソッドの瞑想をする方がいい。
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コメント
タバコ(普通に売ってるやつ)を吸っても、まずたぶん、前後見境なくなることは、ないと思います。(人によっては気持ち悪くなって動けなくなる場合もありそうですが)
前後見境なくなってしまうから、麻薬の類が規制されるので、この際お酒も規制したら良いのに。
正直言って、酒を召し捕られたら、困る。とっても困る。
投稿: 乙痴庵 | 2018年10月30日 09:11
乙痴庵 さん:
酒にしても大麻にしてもそうですが、摂取したときの反応は人によってずいぶん違いますよね。
大麻で前後不覚になるってことはあるのかなあ? まあ、人によってはあるのかもしれませんが。
投稿: tak | 2018年10月30日 17:52
すんません。
大麻を吸う?飲む?
やったことないのでわからないってのが本音で、麻薬の「麻」の大元で、「大麻」って訳じゃないことは重々承知いたしております。
幻覚が…とか、意識が高止まりで…とか、「ポヤーンとする」代名詞のダウナーとしての効果が…。
文献等からこんな知識しか得ておりません。(しかもアヤフヤ)
ただ、日本産大麻と舶来大麻では、用途も薬効(?)も違うことぐらいは、存じております。
投稿: 乙痴庵 | 2018年10月30日 20:19
乙痴庵 さん:
まあ、私は大麻なんかに頼らなくても、いつも 「ナチュラル・ハイ」 ですので、欲しいとは思いませんね (^o^)
投稿: tak | 2018年10月30日 23:30