カボチャはおかずになるか
近頃は日本でもハロウィーンが盛んになっていて、街のあちこちでカボチャの飾り物を見かける。それで思い出したが、先日ラジオを聞いていたら、「カボチャはおかずになるか?」という投書が紹介されて、その番組のキャスター、久米宏は、即座に「カボチャはおかずになりません!」と断言していた。

彼は、「昭和 20年代生まれは、カボチャとジャガイモはダメなんです!」と続ける。「戦後しばらく食料事情が悪くて、カボチャとジャガイモばかり食べさせられたから、それをおかずにメシを食えと言われてもダメ」なのだそうだ。
そんな決めつけ方をされても、私は昭和 27年生まれで、立派な 「昭和 20年代生まれ」 だが、カボチャとジャガイモをおかずにして、ちゃんとメシが食える。一緒にしないでもらいたいと思って、久米宏の生年月日を Wikipedia で調べたら、「久米 宏 (くめ ひろし、1944年 7月 14日 - )」とある(参照)。念のため複数のサイトに当たっても、そのように表示される。パリ祭の日に生まれたのだね。
ちなみに 1944年といったら、昭和 19年だ。なんだ、「昭和 20年代生まれ」じゃないじゃないか。どうしてこんなところでサバ読まなければならないんだ。もしかして私が聞き違えたのかなあ。いや、そんなことはないと思うが。
まあ、私としても「カボチャは大好きなおかずです」とは言わない。「ないよりマシだから、出されたら喜んで食べる」程度のことだ。私は 「嫌いな食べ物」というのがないのである。「とくに好きってわけじゃない食べ物」なら少しはあるが、大抵のものなら喜んで食べる。ただ、メロンだけはアレルギーがあるので遠慮しているが(参照)。
カボチャやイモ系をおかずにしたくない人というのは、概して「早食い」の傾向がある。とにかくどんどん口に入れては飲み下したがるから、「ほくほく」した食感で水分の少ないものは敬遠しがちのようだ。終戦直後に生まれ育った人というのは、とにかく早く食ってしまいたいという、半ば強迫観念みたいなものがあるみたいで、ああした早食いしにくいものは苦手なのだろうと思う。
私としても、カボチャの煮物が食卓に出ると、食べるスピードがやや落ちる気がする。
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コメント
カボチャって、ただでさえ甘いのに、それをさらに甘い煮物にする必要はないと思うの。こないだ死んだ母ちゃんは好きだったみたいだけど、あたしなんかカボチャの煮物をおかずに出されたら「うえ~」って思っちゃうわ。カボチャの精進揚げだったら、塩かお醤油をかけていやいやながらおかずにできますけど(笑)。
投稿: チロリン村ののうさぎちゃん | 2018年10月22日 23:04
素材自体に甘味があるものって、少なくとも米飯と合わせるおかずとしては不向きなのでは、という気がします。だからカボチャはちょっとなぁ…(サツマイモも同様)。
ジャガイモは、酒の肴としてならいろいろ良い調理法があると思いますが、これまた米飯と合わせるおかずとしては、どうなんでしょう。細切りにしてシャキシャキ感が残る程度に炒めたら米飯にも合うかな? 肉じゃがとかは問題なくおかずになるか…。
投稿: 山辺響 | 2018年10月23日 13:59
私は、ならないかなあ・・・(昭和50年代生まれ)
「かぼちゃの煮つけ定食」というのもあまり聞きませんね(笑)コロッケがおかずとしてはギリですかねえ。
米飯に甘いおかずは合わない気もしますが、昔オランダに行ったときに、普通の飲食店で「クレープ生地(甘くない)にベーコンが混じって(しょっぱい)焼かれていて、そこにメープルシロップ(!)がかかった主食」が出てきたときはびっくりしました。でも意外とおいしかったです\(^_^)/
投稿: らむね | 2018年10月23日 18:25
チロリン村ののうさぎちゃん さん:
うぅむ、我が家のかぼちゃ料理は、出汁と醤油だけで味付けしますので、そんなに甘くないんですよ。我が家は料理に砂糖まったく使わないんです。
https://tak-shonai.cocolog-nifty.com/crack/2014/10/post-2764.html
投稿: tak | 2018年10月23日 20:33
山辺響 さん:
上のレスにも書きましたが、我が家のオカズは、砂糖をまったく使わないのでイケちゃうのかなあ。
投稿: tak | 2018年10月23日 20:35
らむね さん:
メープルシロップならイケるかも知れませんね。
投稿: tak | 2018年10月23日 20:35
砂糖に関する記事を初めて読みましたが、砂糖そのものは使わなくても甘いものを料理に使うことは多いような気がします。
ジャムとか、はちみつとか、メープルシロップとか。
醤油+砂糖の味付けは日本ならではと思いますが、マクドナルドのてりやきバーガーが訪日外国人に大人気と聞いたことがありますし、甘い料理は好きなんじゃないですかね。
編集長のくだりで、水木しげる氏の自伝漫画を思い出しました。
少年のころ、隣の隣の町に「ドーナツ屋」というものができたといううわさを聞きつけ、ガキ仲間数人で自転車で半日もかけて食べに行ったとか。そして「これがドーナツというものか!むはー!!」などと言いながらほおばっていました。その世代にとっては衝撃的なあこがれの食べ物だったのでしょうね。
投稿: らむね | 2018年10月23日 21:57
らむね さん:
私のイメージでは、砂糖は料理ではなく、「おやつ」 に使うものなんですよね。しかも、そのおやつは西洋人ほど甘いコテコテのモノを食わないので、ウチの砂糖消費量はメチャクチャ少ないです。
投稿: tak | 2018年10月24日 08:56
かぼちゃは、ごはんのおかずになる者です。
甘辛く煮付けたモノばかりでなく、塩コショウとベーコンとチーズで焼いたモノや、栗ごはんならぬかぼちゃごはんを作ってますし。
料理にお砂糖使う者です。
砂糖の甘さをメインにするのではなく、野菜の甘さだけでは醤油の風味に負けるときなど、お砂糖使ってバランスを図っております。
まぁ手元にあるやっすい食材で調理をいたしますので、ごはんのおかずになるかぼちゃ料理、調味料にお砂糖使うことになる場合もありますよ。
投稿: 乙痴庵 | 2018年10月24日 09:39
乙痴庵 さん:
おお、「おかずになる派」 登場!
食材というのは、料理の仕方でどうにでもなりますからね。
投稿: tak | 2018年10月24日 11:46
いやいや庄内さん!ぼくはかぼちゃの煮物でしろごはんをもりもり食べるのすきですよ!
あと焼酎とか日本酒にもそこそこあうかも!
o(*^▽^*)o
投稿: ひろゆき王子 | 2018年10月24日 21:45
ひろゆき王子 さん:
おお、両刀遣いも登場! (^o^)
投稿: tak | 2018年10月25日 00:46