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2018年11月26日

4G LTE 回線は、Wi-fi より速いらしい

Gigazine が、「もはやWi-Fi はキャリアの LTE 電波網よりも通信スピードが遅いことが浮き彫りに」というニュースを伝えている。何となくそんなように感じてはいたが、やっぱりそういうことだったのか。

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私は我が家では iPhone を Wi-fi 接続で使っているが、それは速さを求めてのことではなく、単に LTE を使いすぎないようにしているというだけのことである。Wi-fi をオフにしてインターネット接続しても、遅くなったと感じることはまったくない。

ビジネスホテルに泊まると、大抵「当ホテルでは Wi-fi が利用できます」なんていう案内があり、示されたパスワードを入力すれば簡単に Wi-fi に入れる。ところが、それで接続してみると、やたらと遅い時がある。

iPhone の画面を見ると、Wi-fi 接続表示(例の同心円を扇形に切り取ったようなやつ)は、一番下の点みたいなやつの上に線が 2本しか表示されなかったりする。Wi-fi 設備がショボすぎて、電波がものすごく弱いのだ。

ただ、ビジネスホテルはまだマシだ。温泉旅館とか、団体さんがよく利用するような観光ホテルだったりすると、Wi-fi 電波はさらにお話にならないほど弱い。例の表示が「扇形」までいかず、一番下の「点」しかなかったりする。

こうしたホテルでは、従業員の誰もインターネットなんて使わないのだろう。だから建物の端っこに発信器を 1個だけちょこんと置いただけで、「当ホテルでは Wi-fi が利用できます」なんて案内を堂々と出す。例の桜田義孝サイバーセキュリティ担当大臣ぐらいのリテラシーの人間しかいないに違いない。

ただ、最近はありがたいことに、その程度のお粗末な Wi-fi 環境でも、LTE だけで接続することを選択すれば、不満のないスピードでインターネット接続ができる。かなり山の中の温泉ホテルだったりすると、LTE 電波自体が弱かったりすることもあるが、画面に表示されるアンテナが 5本中 2本しか立っていなかったりしても、なんとかまともに Web が使えたりするのである。

まさにありがたいのは 4G 回線である。

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コメント

昔ながらの温泉旅館はAP(access point)を設置するのが大変なんですね。

館内にAPを多数設置するとなるとAPまでLanケーブルを伸ばさなければならないのですが、そもそも建物がそのような前提で作られていないので工事が大変なんです。

そういう訳で一か所にAPを設置してアイコンに線が一本でも表示されればいいやってことなんでしょう。

しかし、レビューで wi-fi のことをボロカスに書かれると予約を取れなくなるので(外人客には特に影響大)高額な費用をかけてAPを多数設置する旅館もあります。

10台のAPを設置すると150万位かかりますが、そこまでやれば堂々と wi-fi 使えますと書けます。特に山の中の温泉旅館では必須ですね。

投稿: ハマッコー | 2018年11月27日 01:38

ハマッコー さん:

そんなに費用がかかるとは知りませんでした。

私自身はビジネスホテルが設定した Wi-fi を使うことはほとんどなく、有線 LAN にモバイルルーターを繋ぎ、自分専用の Wi-fi として使っています。

これだと、接続スピードはやや落ちるような気がしますが、使っている MacBook には、LAN 端子がないので、こうするほかありません。

一応パスワードを必要とするので、セキュリティの心配は減っているはずです。

投稿: tak | 2018年11月27日 20:58

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