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2018年11月27日

中国の砂嵐による黄砂被害と、米国のダスト・ボウル

中国で大規模な砂嵐が発生しているらしい(参照)。高さ 100m に達するという「砂の壁」が都市に迫る画像が衝撃的だ。

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中国メディアによると、甘粛省ってどこにあるのだか知らないが、そこで 25日午後、大規模な砂嵐が発生、近いうちに 1400km 離れた北京に到達すると見られているという。ニュースで紹介された写真はネット上に投稿されたもので、上空 100m に達する砂嵐が捉えられている。

この砂嵐が北京に届いたら、当然ながらその東にある日本海を越えて日本にまで届く。過去にもそうしたことが何度かあった。私の故郷の山形県酒田市でも、洗濯物が黄色の砂で汚れてしまうなんてこともあったから。

こうしたニュースを聞くと、1930年代の米国中西部で起きた「ダスト・ボウル」を想起してしまう。試しにこのリンク先の Wikipedia ページに飛んで、冒頭にある写真をご覧戴きたい。現代中国の写真との間で 「デジャブ感」 が湧き上がるだろう。

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スタインベックは『怒りの葡萄』で、このダスト・ボウルを描いた。またウッディ・ガスリーの歌った一連のダスト・ボウルの歌は、現代のボブ・ディランに至るまで大きな影響力をもたらした。

米国のダスト・ボウルは、白人の入植者の大草原開拓による表土破壊が原因だった。大規模な現象としては、1930年代で一応の終結をみたが、中国の砂嵐は今後どんなことになるのだろう。

過去数十年間の中国の砂漠化の主原因は、過伐採、過放牧、過剰耕作など人為的なものが大きいとされている。中国北西部の農耕や牧畜は急激な人口増加に対応するため、長く行われてきた移動型から、定着型に変化している。乾燥地域での定着型農業や牧畜は土地への負荷が大きく、水不足によってさらに砂漠化が進行しやすくなる。

環境破壊の規模はさらに拡大され、被害はますます大きくなる一方に思われてしまう。

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コメント

困ります。困ります。

花粉アレルギーは、持ってるっちゃぁ持ってるけど、なんとかゴマカシの効く範囲で収まってます。

黄砂はねぇ…。
皆さんがお騒ぎになる前段階から、チリっと飛んできているであろう状態から、まぶたゴロゴロ、鼻水ドボドボし始めます。
ピーク時は、頭痛を伴う倦怠感に苛まれるので、ホント困ります。

投稿: 乙痴庵 | 2018年11月28日 16:39

乙痴庵 さん:

それはかなりの重症ですね。

私もまぶたゴロゴロには悩まされますが、頭痛を伴う倦怠感とまではいきません。お察しします。

ちなみに私は今、ブタクサのアレルギーが来てます。これはスギ花粉ほど広範囲には飛びませんが、近くにたくさん生えているところに行くと、鼻水が止まらず、頭もボウッとしてしまいます。

投稿: tak | 2018年11月28日 19:48

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