今日は「夏日」になったところが多かったらしい
4日前の 11月 30日に「あんまり天気がいいので、冬とは気付かない」と書いた。そして今日はそれを通り越して、西日本を中心に気温 25度以上の夏日となったところが多かったらしいのである(参照)。
今日の昼頃、所用で 10km ほど離れたところまで自転車で行った。一見して寒そうには思われなかったので軽装で行ったが、それでもかなりの汗をかいた。完全な夏装備で行った方がよかったかもしれない。
今年の夏は文字通りの「死ぬほど暑い」夏だったが、師走になっても凍える寒さはまだ体験していない。ずっと小春日和のままである。関東は小春日和で西日本は夏日というのだから、ちょっと尋常じゃない。
ここ 2〜3年、冬は結構寒かったという印象がある。ただ、それでも昨年 12月 8日の「今日は寒くなったとはいえ、地球温暖化を実感」という記事で、次のように書いている。ちょっと調べれば一昔前と比べれば暖かくなっているのがわかる。
ここに引っ越して来た頃の冬は、本当に寒かったのである。1981年 1月の平均気温は 1.0℃で、4年後の 1985年 1月なんて、0.2℃だ。ところが 1995年頃から 1月の平均気温が上がってきていて、最近ではずっと 3℃以上の数字を示している。
つまり、ここ数年の体感だけだと「結構寒い冬」に感じられ、ということは 30代前半ぐらいまでの人たちは「冬は寒い」と実感しているかもしれないが、気象庁のデータを見れば、1月の平均気温が、33年前と比べて概ね 2度以上高くなっているのがわかる。断然暖かめになっているのが一目瞭然なのだ。
1月の平均気温が 2度以上高くなっても真冬だからまだいいが、8月の平均気温がそれだけ上がったら、大変な暑さになって、死者が増えてしまう。地球温暖化は夏よりも冬の気象において顕著だと言われるが、まさにその通りだ。極致の氷が解けてしまっているのが大問題なのだもの。
とはいえ何度か書いていることだが、最近の気象現象は「温暖化」というより「極端化」という方が実感に沿うので、これから先、どんなに極端な気候の冬になっても動じないように、覚悟しておこう。今週末からは本格的寒さになるというし、何しろ、エルニーニョの年は春先に関東で大雪になる傾向があるようだから。
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コメント
エルニーニョとくれば「トッポジージョ」を想起してしまう私は古い人間でしょうか。はい、古い人間です(これ前に書きましたっけ??(*´ω`))
投稿: 黒兎男爵 またの名を萩原水音 | 2018年12月 5日 00:08
黒兎男爵 またの名を萩原水音 さん:
それ、単に語感の問題ですか。
私は 「ロナウジーニョ」 の方がキテしまいますが (^o^)
投稿: tak | 2018年12月 5日 21:07