« 酒田衆の「だんでろ言葉」 | トップページ | 「平成最後の何とか」 というもの »

2018年12月18日

業務用消臭スプレーをホテルにも

例の札幌のビル爆発は、入居するアパマンの営業所の社員が大量のスプレー缶のガス抜きをしていたためと判明したわけだが、ちょっとググってみたところ、消臭スプレーはアパート・マンション紹介の不動産業者には必須アイテムらしい。ネット界隈では既にずいぶん話題になっている。

181218

この業者は約 120本分の消臭スプレーのガス抜きをしたというのだが、そんなに使うのは、部屋の紹介の際に「抗菌・消臭処理手数料」として 15,000〜20,000円を請求するためらしいのである。この処理に使う業務用スプレー「ヘヤシュ」は 、アパマンの関連会社が製造しているという(参照)。

いやはや、消臭スプレーを噴霧するだけで 15,000円以上も手数料を取るとは、「やらずぶったくり」に近い気もするが、ただ、この「ヘヤシュ」というスプレーはかなり強力な作用があるらしく、業務用だけに、一般向けには販売されていないようなのだ。

そんなのがあるなら、私も欲しい気がする。私は出張で地方のビジネスホテルに泊まる機会が多いのだが、たまにものすごくヤニ臭い部屋に当たってしまうことがある。こんな場合は別の部屋を希望しても、満室で断られることが多い。最近は「禁煙ルーム」がかなり増えたから問題は減ってきているが、それでも、年に 1〜2度は悲惨なケースに遭遇する。

こんな場合でも、フロントで消臭スプレーを貸してくれるのはごく稀な話だ。嫌な気分で喫煙ルームのドアを開けると、それだけでたばこのヤニ臭さがどっと押し寄せてくる。荷物を置いてさっそく近くのコンビニに直行し、消臭スプレーを買ってきて部屋中に噴霧する。

なまじの量をスプレーしただけではヤニ臭さは消えないから、とにかく部屋の壁やベッドカバーがしっとりと濡れてしまうまで、ほとんど 1本分をまるごとスプレーする。しかしそれでもまだヤニ臭さは残るのである。タバコの臭いというのは、とことん頑固なものだ。

「ヘヤシュ」みたいな強力消臭スプレーがあるなら、一般消費者にも販売してもらいたいものである。それが無理なら、ホテルのフロントに常備してもらいたい。年末に 120本も無駄にガス抜きして爆発させるほどの量の供給が可能なら、それくらいできるだろうというものである。

|

« 酒田衆の「だんでろ言葉」 | トップページ | 「平成最後の何とか」 というもの »

世間話」カテゴリの記事

コメント

アタクシはタバコ吸いではございますが、喫煙室以外の密閉空間ではタバコを吸えない性分であります。(特に車の中)

以前に、「禁煙フロア」のあるビジネスホテルを利用した際、「禁煙フロア」に到達した刹那、廊下にタバコ臭が充満(タバコ吸いのアタクシにもしかと!わかるくらい)していて、「禁煙フロア」にあるハズの室内にまで、タバコ臭がしているんです。

これは間違えたか騙されたかと思いましたが、実情は下の階の「喫煙可フロア」から階段を伝い、まさに煙突の作用で「臭」が上がってきていたんですねぇ。

一応文句は申し立てましたが、改善するには建物の構造からやらなきゃならんとは思うので、恐らくはスルーでしょうねぇ。

ここまでの状況であれば、スプレー程度ではなんともならん、と拝察いたす次第であります。

投稿: 乙痴庵 | 2018年12月19日 19:52

乙痴庵 さん:

そりゃまた、ひどいホテルですね。

構造上しかたがないなら、喫煙フロアは最上階にもっていくしかないですね。

投稿: tak | 2018年12月19日 22:02

これからは、不動産業者が入ってるビルにある居酒屋には行かないことにしまつ。あっ、どちらにせよ貧乏だから家で独り飲むしかないんだっけ(  ̄▽ ̄)

投稿: 極貧うさぎさん | 2018年12月20日 02:09

極貧うさぎさん :

家のみが一番ですよ (^o^)

投稿: tak | 2018年12月20日 22:57

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 業務用消臭スプレーをホテルにも:

« 酒田衆の「だんでろ言葉」 | トップページ | 「平成最後の何とか」 というもの »