トランプのヘアスタイルと、長すぎるネクタイ
いつも気にかかっているのだが、この際、ぶっちゃけで書いてしまおうと思う。トランプのあのヘアスタイルと長すぎるネクタイは、悪趣味すぎるということだ。フツーの感覚だと「ウケ狙い」のお笑いレベルとスレスレなんじゃないかと思うのだよね。ということは、素直に笑ってあげればいいのか。
既に娘のイバンカが吹聴しまくっているらしいが、トランプのヘアスタイルは「カツラ」なんかじゃなく、無理なハゲ治療の失敗を、いろいろ撫でさすったり、無理に流したり、固めたりという作業でごまかした結果というのである(参照)。結構手間暇かけているようで、まったくもってご苦労なことなのである。
ノンフィクション作家のマイケル・ウルフによる暴露本 "Fire and Fury: Inside the Trump White House" (炎と怒り、トランプ政権ホワイトハウスの内幕) には、次のように記されているという。
トランプは1980年代にはげ治療の一環として頭皮縮小法という手術を受けたが、これがいけなかった。毛のない部分の頭皮を除去し、そこに毛の生えた部分の頭皮を引き伸ばすことではげている面積を小さくする方法だが、英テレグラフ紙によるとトランプは術後に毛流れが不自然になってしまった。頭全体の髪の毛は同じ向きで毛先は1カ所に。そこをヘアスプレーで固めているそうだ。
要するに、余計なことをしたせいで、さらに余計な手間をかけなければならなくなってしまったということのようなのである。そしてお膝元の米国ではこれを下の動画のように素直に、「お笑いネタ」として受け取ってあげることが一般的になってきているみたいなのだ。
さらに目立つのは「ネクタイ」である。彼の場合、ほとんど赤と青の 2色のネクタイしか締めないようで、青は「冷静に行こう」というアピール、赤は「俺はやるぜ!」という戦闘性のアピールとして使い分けているとみられる。色彩心理学の応用としては、単純すぎて笑っちゃうほどのものだ。
そして特徴的なのが、そのネクタイの長さである。ネクタイって「男権性の誇示」という無意識の現れとも言われているが、彼の場合はその単純な無意識性をさらに単純化して誇示したがるという、「究極の単純さ」を遺憾なく現している。そして当然ながら、これもお笑いネタにされているわけだ。こんな風に。(参照)
彼の政権が実害が大きくなりすぎないうちに早く終わって、後になってから 「あれは要するに『悪趣味なお笑い』だったんだね」と語れる時代になってもらいたいものである。そして太平洋のこっち側の安倍政権も。
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