成人式の日とその翌朝は、警察が忙しい
相変わらず「平成最後のチョメチョメ」が大流行で、昨日は「平成最後の成人式」のニュースで溢れていた。お約束ネタの「大荒れ成人式」もしっかり発生していて、横浜アリーナで壇上に乱入しようとする派手な羽織袴の勘違い成人が YouTube にアップされまくりである。時代だよね。
この他にも大分県では、屋根を取っ払った定員 5人の改造車に 8人の新成人が乗って成人式会場付近を乗り回したなんてことがあったようで(参照)、何だか成人式というのは「目立ちたがりがいろいろやっちゃう日」ということになってしまったようだ。ただ、数年前まではもっといろいろやっちゃってた印象があるが、最近は少しは分別がついたというか、おとなしくなったもののようである。
多くの自治体では成人式を前日の 13日にやってしまったらしく、茨城県でもそんなところが多かった。で、その翌日の 14日は、前夜に飲み明かしてそのまま運転しちゃうことによる「酒気帯び運転」が多発するようで、昨日、自転車で土浦の「りんりんロード霞ヶ浦コース」を走った時も、途中の道路で決して目立ちはしないが結構な警戒体制が敷かれていた。
朝の 9時過ぎ、繁華街から郊外の自宅に戻るといった道筋に警官がさりげなく立っていて、いかにも飲み明かしたような感じとか、シートベルトを締めていないとか、そんなような運転者を見つけるとすかさず次の交差点で待ち受ける同僚に連絡する。連絡を受けた警察官は、やってくるクルマの前でホイッスルを鋭く鳴らし、旗を振って止まるように促す。
様子をみていると止められちゃうクルマは案外多く、常に 3〜4台がフーセンを膨らまされる順番待ちになっていた。多分県内各所でこんなような取り締まりが行われていたのだろう。警察もなかなか大変である。
それにしても私が 20歳になった 1972年頃というのは「反体制文化」真っ盛りで、成人式なんていう官製イベントにいそいそとでかけるなんてのは「カッコ悪さの極み」ということになっていた。親しい仲間に成人式に出席したなんていうのは 1人もおらず、そんなものに振袖着て参加する女の子なんて、こう言っちゃナンだが「アタマ悪いんじゃねえの?」なんて思っていたものである。
しかし時代は変われば変わるものだ。今や若い連中が抵抗なく成人式イベントに出席するという世の中になったらしく、聞くところによると 「同窓会イベント感覚」なんだそうだ。ふぅん、自治体が開いてくれる「同窓会」に嬉々として、あるいは勘違いしまくりで集まっちゃうわけなんだね。
私なんか、成人式は和服業者の「利権事業」と思っているのだが。
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コメント
地元の成人式の模様を、地元のケーブルテレビ局が「おまとめ」で流してくれますので、ウチの子が参加した様子を見ておりました。
いやぁ。静かでしたねぇ。席でスマートフォンを手にした新成人も散見されましたが、アタクシの成人式のときとはまったく違う、ザワザワ感でした。
当人曰く、「早くて来年。少なくとも2年先に荒れる要素ある。」と。
投稿: 乙痴庵 | 2019年1月19日 12:30
乙痴庵 さん:
>当人曰く、「早くて来年。少なくとも2年先に荒れる要素ある。」と。
現場的直観ってやつですかね。ふむふむ。ウォッチしててください。
投稿: tak | 2019年1月19日 21:52