インフルエンザというものにかかった記憶がない
有安伸宏さんという方が、「シーズンイン前の予防接種、オフィスの加湿器は全開、紅茶や緑茶を常飲、人混み避ける、ジム通って体力つける、睡眠と食事両方しっかり」という対策を全てやって、なおかつインフルエンザ A形と診断されたと tweet しておいでだ (参照)。お気の毒に。そうかと思うと、本職の医師が 「インフルエンザワクチンは打たないで!」という本を書いていたりする(参照)。著者の母里啓子さんという方はウィルス学の専門家ということだが、インフルエンザワクチンが効かないのは 「ウィルスを学んだものの常識」 で、それでも世間がこぞって薦めるのは、「メーカーにも医者にも儲かるいい商売だから」だと書いておられるらしい。
要するに、ここにもまた 「利権の構造」 というものがあるようなのだ。
まあ、インフルエンザワクチンが本当に効くのか効かないのかというのは、専門外の私がどうのこうの言ってもしょうがない。ただここで単純事実を書くとすれば、私自身は半世紀以上にわたってインフルエンザワクチンなんて打ったことがないが、インフルエンザにかかった記憶がない。こればかりは本当の話なので仕方がない。
中学校まではインフルエンザワクチンを、全員がほとんど強制的に接種されていたような記憶があるが、注射が嫌いな私は「体調が悪い」とか何とか仮病を使って逃げていた。高校からは「希望者だけ」になったように思うが、私は「そんなもの、誰が希望するか!」という態度を通していて、それでもインフルエンザなんて縁がなかったのである。
去年の今頃も、"私は 「インフルエンザにかかりにくい免疫力」をもっているようだ" なんて書いている。なんでそんなに無事でいられるのかといえば、「そういえば、よくうがいをするからかな」ということぐらいしか思い当たらない。確かに私は、本当によくうがいをするのだが、これぐらいのことを金科玉条みたいに言いふらしてもしょうがないから、あまり言わない。どうせ「人による」ことだろうし。
というわけで、今シーズンもこのまま乗り切ってしまおうと思っている。
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コメント
私はわりとよくインフルエンザに罹患します。
どうも「夏季オリンピックの次の次の冬」というサイクルで発症しているようで、それくらいで前回罹患時に獲得した免疫が切れるのかなぁと思っていたのですが、昨冬は2季連続で発症した(2017年1月と12月末)ので、今年こそはワクチン接種を受けるつもりだったのですが、めんどくさくて&注射が嫌で(←ガキか!)、結局受けず(笑) 今のところ大丈夫ですが……。
結局のところ、
・ ウィルスへの曝露を最小限に抑える(マスクをする、満員電車での通勤を避ける、etc.)
・ 曝露しても感染しないようにする(うがい・手洗いの励行、ワクチン接種)
・ 感染しても発症しない、あるいは軽症で済むようにする(基礎体力をつける、ワクチン接種)
の3点が揃えば良いのだろうと思っています。
すべて×でも「元々の体質」という最後の砦があるのかもしれず。というのも、私の妻は何しろ私経由でさんざんウィルスには曝露しているはずだし、体力は私の方があるはずだし、そしてワクチン接種もまったく受けていないのに、結婚以来10年感染したことがないので(笑)
ワクチン否定論は眉唾ものが多く、結局のところ、ワクチンの防護効果は100%ではないし、ワクチン非接種でも100%罹患するわけでもない、という話だろうと思っています。ひとまず、母里氏の本は図書館に在庫があるようなので読んでみます。
投稿: 山辺響 | 2019年1月24日 15:33
山辺響 さん:
>前回罹患時に獲得した免疫が切れるのかなぁ
4年ごとに同じ型のウィルスが流行するわけでもないでしょうから、これは 「うむむ」 となりますね ^^;)
>ワクチン否定論は眉唾ものが多く、結局のところ、ワクチンの防護効果は100%ではないし、ワクチン非接種でも100%罹患するわけでもない、という話だろうと思っています。
そのあたりが妥当な結論でしょうね。
「ワクチン非接種でも100%罹患するわけでもない」 というのは、私自身がかなり雄弁なるエビデンスですし (^o^)
投稿: tak | 2019年1月24日 21:10