楽天カードは、なかなかシュールなカードであるらしい
昨年末に「はぁ?」というような tweet があった。亡くなった父親の楽天カードの解約を電話で申し入れたところ、「ご解約には必ずご本人様からご連絡を頂く必要があります」と言われ、そのまま電話を切られたというのである。(参照)
楽天カードというのは、なかなかシュールなカードであるらしい。よほど見かけ上の会員数を減らしたくないのだろう。まあ、名義人がいなくなったのだから、その後はカードが使われることもなく、支払いも発生しないわけで、放っておいても実害はない。とはいえ、身内としては複雑な気分に違いない。
楽天カードといえば、私にも妙な思い出がある。5年ぐらい前に、「今、楽天クレジットカードを申し込めば、もれなく 1万円分の買物券プレゼント」とかいう店舗でのキャンペーンに不覚にも乗ってしまって、サクサクッと申込書に記入したところ、なんとその場でカードを発行してくれた。買物券は追って郵送されるという。
ところがその買物券というのが、待てど暮らせど送られてこない。どうなっているのかと、一応電話で問い合わせるてみると、「そのキャンペーンは既に終了しました」なんていう返事である。あまり馬鹿馬鹿しいので早々に電話を切った。
ああ、なるほど、その手があったわけね。自分の懐の痛む話は、さっさと終わっちゃえばチャラにしちゃえると思ってるわけね。楽天って、そういう会社だったのね。
というわけで、そんなカードは使う気になれず、決済用の銀行口座登録もせずに鋏で切って捨ててしまった。すると、あれから 5年も経つというのに、「銀行口座をご登録下さい」というメールが毎月律儀に届くのである。こちらは他のカードで十分に用は足りているから、ずっと無視しっぱなしだが、私の名前は楽天カードの会員として登録されっぱなしなのだろう。
もしかすると、らびすけさんの亡くなった父君のメルアドにも、ずっと「今月の決済額は 0円です」というメールが届き続け、遺族によるメルアド解約後は、楽天側に毎月、「メールの宛先不明です」として返送されるのだろう。もとより「本人からの解約通知」は不可能なのだから、この状態は永遠に続くのかもしれない。
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