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2019年1月25日

「トッピング」には「アタマ」という言い方もあるようなのだ

今月 16日に、"日本語になった 「トッピング」 という言葉の意味" という記事で、英語の "topping" と日本語の「トッピング」とは、ビミョーに意味が違ってきてるというようなことを書いた。そしてそのバリエーションには、「アタマ」というのもあるらしく、牛丼チェーンではかなり普及しているらしい (参照)。

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私はここ数年、牛と豚の肉を食わないことにしているので (鶏も 2年近く食っていない)、牛丼チェーン吉野家での 「アタマの大盛り」 という言い方は、上で紹介した 「キーワードノート」 というサイトの記事を読むまで、ちっとも知らなかった。

(ちなみに、私の Mac 上だけの現象かもしれないが、上述のリンク先のページ内をクリックすると、突然いろいろアヤシげなスパムっぽいページが表示されたりするので、ご注意。表示されたら下手に反応せず、すぐに閉じることをオススメする)

「アタマの大盛り」とは、次のように説明されている。

「アタマの大盛り」 は牛丼などの丼物で、ご飯は通常 (並盛り) の量のまま、上に乗せられた具材が多めになっているメニューのことです。

つまり、全体が大盛りになっているというわけではなく、トッピングのみが大盛りになっているというわけだ。元々は裏メニューだったが、テレビや雑誌で紹介されたり、SNS や口コミなどでも広まって、ついに正式メニューに載せられるまでになったらしい。

吉野家以外でも同様のメニューがあり、すき家では並盛りに比べご飯がやや少なめで肉は 6割増しにした「中盛」が実質的に「アタマの大盛り」に相当し、松屋は「牛めし あたま大盛」で、一部店舗では「プレミアム牛めし あたま大盛」が正式メニューとなっているようだ。

考えてみれば、"topping" に相応しい日本語は確かに「アタマ」なのかもしれないという気がする。少なくとも「オプション」なんていうよりずっとしっくりくる。ただ残念なことに、立ち食い蕎麦や讃岐うどんのチェーンで「アタマ」なんて言っても、まだ通じるに至っていないだろうなあ。

 

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コメント

>ちなみに、私の Mac 上だけの現象かもしれないが、上述のリンク先のページ内をクリックすると、突然いろいろアヤシげなスパムっぽいページが……

これはブラウザーの設定で「JavaScript 」にチェックを入れているからではないでしょうか。試しにチェックを外して再アクセスしてみてください。煩わしい広告などが表示されなくなると思います。
但し、HP によっては、肝心の内容も一切表示されなくなる場合もありますが、その場合は再度 JavaScript にチェックを入れてくださいね。

JavaScript は、HP で様々な表示等を命令しているプログラミング言語の一つです。

投稿: さくら | 2019年1月26日 08:47

さくら さん:

ありがとうございます。

とりあえず、「キーワードノート」のサイトのみ、Javascript をブロックしたところ、紛らわしいページが表示されることがなくなりました。

ちょっと 「問題あり」のサイトなのかもしれませんね ^^;)

投稿: tak | 2019年1月26日 09:29

「アタマ」と言うとどうしても「"Topping"ありきの料理の"Topping"部分」という印象があります。Optionalなものは除かれてしまうと言うか…

もしかしてここを補うために定着したのが和製英語「トッピング」であるとすると、そもそも乗せることよりもOptional/Addtionalな意味合いの方が中心であり、サイドディッシュを侵食していくのも必然だったのかもしれません。

投稿: たに | 2019年1月29日 13:36

たに さん:

なるほど、「トッピング」(あくまでもカタカナ) と 「アタマ」 は言わば 「含む/含まれる」 の関係で、「トッピング」 の方がより汎用性のある言い方ということのようですね。

投稿: tak | 2019年1月29日 23:10

いえいえ、日本語の「トッピング」と「アタマ」はほぼ排他関係というのが私の解釈です。どちらも"Topping"に含まれますが。

「アタマ」が"Main topping"に限定されたニュアンスだから、"Optional topping"を指すために「トッピング」という和製英語が生まれたのかなと推測しています。

投稿: たに | 2019年1月30日 11:47

たに さん:

うぅむ。解釈の立場によってズレますね。

讃岐うどんチェーンなどでいう「トッピング」 は元々付いているものではなく。客の選択に依存する ”option" の要素が強く、一方、牛丼の場合の 「アタマ」 は元々一体のモノであるがゆえに "topping" ではあるが「トッピング」 ではないというのも、確かに見識でありますね。

それゆえに、オプションのことを平気で 「トッピング」 (つまり、あくまで 厳密な意味での "topping" ではないので) と言って違和感が生じにくいと。

私は 「トッピング」 は ”topping" の拡大解釈、つまり "topping" (元々乗っかっているモノ)と "option" (後から付け加えたもの) のいずれをも指す日本語特有の曖昧さを含む言い方という前提に立ってしまったので、先のコメントのようになってしまいました。

いや、とは言いながら、英語の ”topping" にも客の選択で乗っけてくれるという場合もあるか。うぅむ、ビミョー!

こうしてみると、「トッピング」 という言葉は一種の魔物ですね。さらに 「トッピング」 に限らず、多くのカタカナ言葉はかなりの魔物的要素を含んでいます。

不用意に使うカタカナ言葉があぶなくてしょうがないというのは、このあたりの事情にも由来すると認識しました。

投稿: tak | 2019年1月30日 19:05

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