« 庵点 (〽︎) をめぐる冒険 | トップページ | マイナス 10度以下のところでテントで寝ると »

2019年2月 9日

安倍さんの「勘違い言葉」に学ぶ

安倍首相が国会で 「総理大臣でございますから、森羅万象すべて担当しておりますので...」なんて口走ったというので、ネット界隈では「誇大妄想」なんて揶揄されちゃってる。確かに、ちょっとまともなセンスがあったら、そんなことコワくて言えないよね。

「おそらく 『森羅万象』 という言葉の意味をまともに知らないで言ってるんだろう」 というところに落ち着きかけていたところで、立川談四楼が 「安倍さんの『云々 (でんでん)』はマクラに過ぎなかったんだ」なんて tweet したもので、昔のことまで蒸し返して盛り上がってしまっている(参照)。

190209

そういえば「でんでん」とか 「立法府の長」とかいうのもあったよねと、余計なことまで思い出してしまったよ。

 

ところで、私はどうしてまた、安倍首相が「云々」を「でんでん」なんて読んでしまったのか、さっぱりわからなかったのだが、今日、頭の中に電気が灯って、「そうか、「にんべん」が付いたら「伝」だから、そう思っちゃったのか」と思い当たった。わかってみれば、似たような間違いを自分もやっちゃわないとも限らない。気をつけよう。

ちょっと心配になって 「実は読み間違えている漢字ランキング 1位から 10位」 というページを見ると、「乳離れ」「続柄」「礼賛」「依存」「代替」 「一段落」の読みは無難に OK だったが、「貼付」をつい「てんぷ」と口走ってしまった。「添付」じゃあるまいし、正解は「ちょうふ」だそうだ。「貼」の付く熟語なんて他に知らないし、おお、やばいやばい。

そういえば、ちょっと前にチラッとみたテレビ番組に、英単語のスペルを出演者が 1文字ずつ順番に言うクイズがあり、「特別な」という意味の単語 (special) の最初の文字は "S" だが、2文字目以降は何かという問題だった。そこでオードリー春日というお笑い芸人が、モロに自信たっぷり ”U!" と言い放ち、大コケになっていた。

4〜5文字目以降で間違えるのはありがちかもしれないが、どうも意識的にボケをかました様子にも見えないので、「一体どんな単語と間違えたんだろう。”super” か何かと思ったかなあ?」 と、ずっと不思議だった。

ところがそれも、今回の「云々 - 伝々」がわかったついでというか、その勢いで思いがけなくもわかってしまった。「そうか、『ペシャル』 だから、ローマ字式に "su〜" と思っちゃったんだろうなあ!」と、合点できたのである。なるほど、わかってみれば、ある意味可愛げのある間違いである。

まさに言葉の勘違いというのは誰しもあるもので、妙なところで意図せぬ笑いを取ってしまわないように、「人の振り見て我が振り直せ」ということなのかもしれない。あれ、こういうのって、「他山の石」でいいんだったよね。

|

« 庵点 (〽︎) をめぐる冒険 | トップページ | マイナス 10度以下のところでテントで寝ると »

言葉」カテゴリの記事

コメント

takさまごきげんよう
昨日につづき、漢字の本当の読み方を知り
うれしかったです!!
「実は読み間違えている漢字ランキング 1位から10位」
ありがとうございました~~
めっちゃくちゃ間違えていました。あはは
私の77年間って、恥ばかりかいていたのを
自分自身、気づくこともなかったのね・・ が~~~~ん
すぐに3人の子供達にも知らせてやります。


投稿: tokiko | 2019年2月 9日 19:41

私も “貼付” を“てんぷ”と読んでしまいました。
“漸く”も読めませんでした。

「実は読み間違えている漢字ランキング」の中に“重複”が入ってないのが私としては意外ですね。間違えてる人の方が多いと実感してます。“頭蓋骨”も同様ですね。

“有無”を“ゆうむ”と言ってた上場企業の部長を思い出しました。これは小学生の読み書きの問題に出てくるレヴェルですね。安倍さんも読めないかも。

“三顧の礼”を“さんがんのれい”と読んでた百貨店の常務もいました。「常務、それは“さんこのれい”ですよ」と言う人は周囲にはもう誰もいないのでしょう。安倍さんもそういうことでしょう。

漢字の読みには自信があると思わないほうが無難ですね。
読みに不安を感じたら直ぐに電子辞書を引くようにしてます。かなりの率で電子辞書に助けられています。

投稿: ハマッコー | 2019年2月 9日 23:35

tokiko さん:

「実は読み間違えている漢字ランキング 1位から10位」は、サイトの本文にも書いてあるように、読み間違えていてもそれほどの恥じゃないですからご安心下さい (^o^)

むしろ 「乳離れ」(ちばなれ)、「依存」 (いそん) あたりは 「ウンチク」 の類いで、正しく読む方が嫌みだったりするかもしれません。

投稿: tak | 2019年2月 9日 23:43

ハマッコー さん:

「重複」 は 「じゅうふく」 と読んでもらいたくないですね。音が濁って、ことさら嫌な感じになってしまいます。

「頭蓋骨」 は 「とうがいこつ」 が権威ある読み方らしいですね。ただ、そう言う人は 「この人、お医者さん?」 なんて思ったりするレベルです (^o^)

「有無」 が 「ゆうむ」、「三顧の礼」 が 「さんがんのれい」 のままで下手にエラくなっちゃうと、死ぬまで恥をかくことになるんですね。

いやはや、その典型例が安倍さんなわけか ^^;)

投稿: tak | 2019年2月 9日 23:50

私も間違えました。しかし、最近、本を読んでいると、「憧憬」という漢字に「どうけい」とルビをふっているのをよく見ます。校正の仕事は誤読を一般化する事なのか?と思ってしまいます。活字を拾っていた時代と違って今はルビをふるのに、そんなに難しく無いように思いますが、誤読しがちな漢字には正しいルビをふれないものでしょうか。

投稿: basara10 | 2019年2月10日 06:35

basara10 さん:

本当に 「憧憬」 の読みを 「どうけい」 でも OK とする風潮がありますね。これ、私としても 「おいおい、それは勘弁しておくれよ」 と言いたくなります。

投稿: tak | 2019年2月10日 22:56

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 安倍さんの「勘違い言葉」に学ぶ:

« 庵点 (〽︎) をめぐる冒険 | トップページ | マイナス 10度以下のところでテントで寝ると »